里親探しのご依頼で、正式譲渡成立になったら保護主さんと里親さんと私との濃い繋がりは解消されます。

ですが、ゆるく繋がりは継続しており、時々里親さんが私と保護主さんとのグループラインに猫さんの近況写真を送ってくださったりします。

そういうほんわかするやり取りのためだけでなく、緊急の相談窓口としても繋がりの継続は重要です。

関わった猫さんには一生責任があると思っています。

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23日前の早朝、里親さんから電話がありました。

「今引っ越しのため、仮住まいに2ヶ月だけ住んでいるのですが、今朝4時にナギちゃんにご飯をあげてから、2時間ほど姿が見えません。慌てて探したら、窓の鍵が開いていて、、」

という猫さん脱走の連絡でした。

すぐに捕獲器2台と猫観察カメラを持って里親さん宅に行き、7時にはそれぞれ設置しました。

その場で、迷子猫探しチラシを作成しデータを里親さんへお渡しして、印刷のうえ近所のお家へのポスティングをお願いしました。

また地元の猫ボランティア団体さんにも連絡し、迷子情報を共有し、元々の保護主さんにも状況を逐一報告します。

そして、脱走から3日目の26日の早朝、

お庭に設置した捕獲器に入り無事保護する事ができました。

帰宅して山盛りご飯を食べるナギちゃん。

お帰りなさい。

無事戻ってきてくれてよかったです。

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脱走してしまった時は、初動がとても大切です。今回は脱走から2時間で連絡いただけたことが幸いしたと思います。

時々、「友人知人を集めて家の周りを探し回ってみます!」と言われることもありますが、個人的には逆効果だと思います。

めちゃめちゃフレンドリーで人見知りせず、人間なら誰でも大好きな性格の猫さんや、犬の場合は多くの人に現場に来てもらって探すことは有効だと思います。

でも、一般的な猫さんの場合は知らない人がうろつけばうろつく程、深く奥に隠れてしまうと思います。

なので、私の場合はSNSでの拡散や人海戦術は使いません(迷子になってから何日も経過してしまっている場合は別ですが)。

近隣へのポスティングの徹底と、飼い主さんによる毎日の餌出し、捜索、「ここでまっているよ」というメッセージを伝え続けてもらうことが大事だと思っています。

※迷子猫の捜索方法や考え方は色々ありますので、上記の内容はあくまで一例として参考程度に捉えてください。

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どれだけ脱走に気をつけていても、対策をとっていても事故が起きてしまう時は起きてしまいます。猫から目線。で保護猫譲渡のお手伝いをする時は、正式譲渡の際に里親さんに「万が一脱走してしまった時は、捕獲器を持ってすぐに来ますので、遠慮したり、自分で頑張ってみたりする前に必ず連絡ください。」

とお願いします。

逃してしまったという事実だけ里親失格のレッテルを貼ったりはしたりはしません。大切なのは、アクシデントが起きてしまった時に「どう対応するか」の部分だと思います。

ナギちゃんの里親さんもとても誠実に対応してくださいました。

何はともあれ、無事ナギちゃんが帰宅できてひと安心です。