スタッフ小池です。
S市で保護のお手伝いでした。
元々ノラ猫さんたちのお世話をしていた方が亡くなり、残されたノラ猫さんたちのお世話を引き継がれた依頼主さん。
ノラ猫さん達がかなり人慣れしていることと、ご飯の催促に深夜の住宅地でもお構い無しに爆音で要求鳴きすることから、保護を決断されたそうです。
ターゲットの猫さんたちはTNR済みのさくらねこさんたち。皆んな捕獲器経験者という難しい現場でした。
ねこから目線。の統計では一度捕獲器で捕まった経験のある猫さんが、再度捕獲器に入る可能性は50%です。
50%の猫さんはもう一度捕獲器で捕まってくれますが、50%の猫さんは二度と捕獲器には入ってくれません。
・・・
捕獲日当日。
まずは通常タイプの捕獲器を設置し、入ってくれるよう祈ります。
やはり、手前だけしか食べない猫さん、捕獲器には一切近づかない猫さんたち。
それでも30分程待っていると、、
2匹の猫さんが入ってくれました!
良かった。
後の猫さんは通常の捕獲器では無理そうです。
警戒心の強い子向けの捕獲器を設置し、様子を見ます。
興味を持って近づいてくる猫さんたち。
観察の結果、
茶トラ×2匹
茶白×1匹
白×1匹
が残っており、白猫さんが一番経過心が強いようです。
というか、、4匹も残っています、、。汗
警戒心の強い子向けの捕獲器では一度に2匹までが限界です。
今回は依頼主さんが、同じ警戒心の強い子向けの捕獲器を所有されていたので、それもお借りして少し距離をあけて2台設置しました。
茶トラ君と茶白君は何度も捕獲器の餌を食べに来ますが白猫さんはなかなか入りません。
そこで、白猫さんを最優先に捕獲することにしました。
待つこと1時間、、、
白猫さんが捕獲の中に入り、ご飯を食べ始めてくれました!
すぐに捕獲器を作動させ保護完了です!
一番警戒心の強い白猫さんが捕まったので、もう一台の捕獲器の中で白猫さんが捕まった音にも驚かずにモリモリご飯を食べ続けている茶白君も捕獲器を作動させて、ほぼ同時に保護完了です!
あとは、茶トラ君を一匹ずつ捕獲器に誘導して、全頭保護完了です!
ふーーー
依頼主さんとヘトヘトになった3時間の長丁場でしたが、捕獲器経験済みのシニア猫さんたち6匹を全頭一緒に保護できて良かったです!
依頼主さん指定の動物病院に運んで、初期医療をしてもらい、依頼主さんたちのシェルターに猫さんをお送りしてお手伝い完了です!
お年を召したシニア猫さんたちの顔はなんとも尊いですね。
老後はゆっくりと生活を送れますように。