
猫さんは警戒心の強い動物です。道路の真ん中は歩かず、壁沿いを歩く猫さんが多いのは、道路の真ん中では、前後左右すべてに気を配らなくてはいけないのに対し、壁沿いを歩けば、気を配る向きを限定することができるからです。その習性を考慮して、捕獲器の設置場所は、ひらけた場所よりも、壁沿いや茂み沿いなど、猫さんが食べる事に集中しやすい位置や向きを心掛けましょう!

警戒心の強い猫さんの場合、捕獲器の途中までご飯を食べに入っても、後ずさりし、一旦出てしまうことがあります。そういった猫さんも、まだ奥にご飯が残っていることは知っているので、また、時間を置いて捕獲器内の餌を食べに戻ってきます。ですので後ずさりをはじめても慌ててお尻を押したりせず、一旦トラスケから出てしまっても、ご飯を足さずにじっくり見守ってあげてください。

TNRや保護捕獲で最も気を付けなければいけないのは、猫さんの熱中症です。直射日光の当たる場所に放置してしまったり、車のトランクに入れて搬送するといったことは厳禁です。また、雨に濡れて低体温になってしまっても、命に係わります。猫さんの安全第一で、猫に優しい捕獲を心掛けましょう!

公園といった第三者が触れる場所に捕獲器を設置する場合は、遠目で見守るか、連絡先を記載したタグをつけましょう。

TNRの原則は”元の場所”にリターンすることです。町内で捕獲した猫さんを山や公園といった場所にリリースすることも、隣町にリリースすることも「動物遺棄」にあたる違法行為です。土地勘のない場所や他の猫が沢山いる場所にリリースされると、命にかかわることもあります。TNRの際は、捕獲した場所にリターンしましょう。