こんにちは。
東京スタッフの小松です。

今こんにちは。
東京スタッフの小松です。

今回の現場は、大田区羽田にある一軒家。
ご依頼の内容は、

「両親が飼っている猫を引き取りたいので、捕獲をお願いできますか?」

というものでした。

猫さんは、もともとご依頼者さまのご両親と暮らしていた、避妊手術済みの麦トラ柄の女の子。
お家の中と外を自由に出入りし、夜は一緒にお布団で眠るほど、ご両親にとても懐いていたそうです。

しかしこのたび、ご高齢のご両親が施設に入所されることとなり、猫さんのお世話ができなくなってしまいました。
そこで「自分たちで引き取りたい」と、娘さんご夫婦がご相談くださいました。

現場の確認

今回の捕獲には、以下の2点が課題となりました。

  1. 猫さんが自由に出入りできる環境であること
  2. ご飯の時間が不明であること

このため、他の野良猫がご飯の匂いにつられてやってくる可能性や、捕獲のタイミングを見極める必要があり、まずは無人カメラを設置することに。

カメラに映っていたのは——
1〜2時間おきにご飯を食べに来る姿、爪を研ぐ様子、そして2階に上がっていくところなど。

いつものご飯か確認する猫さん

猫さんがこの家を「自分の居場所」だと思っていることがよく分かる映像でした。

雨の日の捕獲

そして迎えた捕獲当日。
小雨が降る少し寒い日。
ご両親がいたころは雨の日は屋内でお昼寝していることが多かったそうです。

屋内にいる可能性が高いので、驚かせないようできるだけ静かに、手早く捕獲器を設置。

すると、わずか5分ほどで寝床にしていた部屋から出てきて、設置したカメラを確認するような様子を見せ……

見慣れないカメラを確認する猫さん

そのままスムーズに捕獲できました。

新しいおうち

捕獲後は、ご依頼者さまのご自宅にあるケージへ移動。
もともと人懐っこい猫さんだったこともあり、新たな飼い主となった娘さんご夫婦にも、すぐに甘えるようになったそうです。
頭をゴツンと寄せてくる姿に、長年家族として過ごしてきた温かさを感じました。

依頼者さんに甘えて頭をゴツンする猫さん
麦わらさんを見守る先住猫さん

東京では最近、ご両親が飼っていた猫を引き取りたい、というご相談が増えています。

離れて暮らす家族がペットとどのように関わっているのか――
普段から少し意識しておくだけでも、ねこさんを一人ぼっちにさせずにすむのだと、今回の現場で改めて感じました。

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ねこから目線。東京のほしい物リストです。
捕獲後に現場を掃除するためのウエットティッシュなどご支援にただけると助かります!

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