こんにちは。東京スタッフの小松です。


今回は世田谷区から

「人馴れしていない飼い猫さんが浴室の壁の中に入ってしまって、どうにかケージに戻してほしい」

というご相談。

「浴室の壁の中?」と耳を疑いました。

依頼の経緯

お話を伺うと、譲渡してもらった猫さんがお掃除の途中にケージの扉からするりと抜け出し、戻そうとしたところ、お風呂場の蛇口の下から浴槽と壁の小さな隙間に入っていってしまったとのこと。
どうしても連れ出せず、夜中にご飯を置いてみると食べている形跡はあるものの、食べ終わるとすぐに中へ戻ってしまうそうで、飼い主さんも困り果てていました。

現場の様子

どんな構造になっているのかわからないので、まずは現場を見せてもらいました。

ねこさんが入ったと思われるお風呂の隙間


実際の隙間は、拳が入るか入らないかというくらいの小ささ。飼い主さんも「こんな隙間に入るなんて」と驚かれていましたが、猫さんは頭さえ通れば大体どこでも通り抜けてしまいます。拳くらいの隙間があれば、頑張って体をねじ込んでしまうんですね。「猫は液体」とはよく言ったものです。

上部に爪の欠片が見えます。(初マイクロスコープ)

試しにマイクロスコープで覗いてみたものの、中は狭いうえに黒猫さんなので、そこにいるのかどうかもよくわからず。ただ、爪の欠片が見つかったので、中に入ったことは間違いなさそうです。


一晩カメラを設置してみると、黒猫さんが出てきてご飯を食べ、お風呂場の中をひとしきり探検する様子が映っていました。

夜中に複数回出たり入ったりしていました。

作戦開始!

今回は、いつものような素手と網での室内捕獲は早々に諦め、出入りしている蛇口の隙間に捕獲器を仕掛ける作戦に切り替え。
とはいえ、小さな隙間もすり抜けてしまう身軽な黒猫さんです。穴と捕獲器の扉の間に隙間ができないよう、タオルや箱を使って、捕獲器の中に入るしかない導線を作り込みました。

導線の作り込み、どんな現場も頭を悩ませます…

カメラで確認しておいた出てくる時間に合わせてセッティングをし、待つこと1時間。


暗闇に紛れて、ゆっくり慎重に中から出てきた黒猫さん。

警戒しながらもご飯を食べてくれました。

(ちなみに、1週間前に捕獲器で保護されたばっかりの黒猫さんだったので、内心入ってくれてホッとしました!)

警戒しながらもご飯を食べる黒猫さん。

捕獲器の一番奥まで進んでご飯を食べているのを確認してから、捕獲器を作動。

ケージに入ったらひとまず落ち着いてくれています。

無事、ケージに戻すことができました!

猫さんをお迎えするときは、室内での迷子にも十分にお気を付けください!

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