こんにちは、東京スタッフの小松です。
「1年前からご飯をあげているさくら猫達がいます。おうちに迎えようと捕獲しようとして失敗してしまい…、捕獲をお願いできませんか?」
と12月中旬にお電話を貰い、お手伝いしてきました!
現場は東京都江東区の橋の下。
今回は少し手を焼いた現場でした。
その理由は
①直前の失敗で、ご飯のリズムと場所が変わってしまった
②えさやりさんが複数人いて、ご飯の時間が不規則、夜は置き餌
③1匹はご飯に執着が薄く、ずっと橋の下にいる
ということで、まずはカメラを1週間設置し、夜食べに来る時間と、朝昼のご飯状況の調査から開始です!
カメラの設置で分かったことは、
日中は食べたり食べなかったりで、夜間は捕獲機の中に置き餌なので23時~5時の間で気が向いたら食べるということ。また捕獲器の中で2匹がまるまる様子が映っていました(可愛い)。
捕獲器は、寒いだろうからと、周りを段ボールで覆われ、中には毛布とカイロが入っていました。
これは捕獲機にも慣れているのか?と思い捕獲当日。
毛布がずれて踏み板が誤作動したり、扉に挟まってうまく閉まらず逃げられるかも、と思い毛布をのけると入らなくなってしまった2匹。
毛布を1枚だけ戻すと1匹は入りそうになるも、爪が運悪く引っ掛かり、毛布と一緒に外に出てしまいました…
どうやら捕獲器に慣れていた訳ではなく、毛布やダンボールによって暖かい猫ハウスとして慣れていただけのようでした。
日付を改め仕切り直し、捕獲器経験済みの子用の特殊な捕獲器を使って、まずは1匹無事に捕獲。
しかし、もう1匹は近づかず、仕切り直しです。念のため捕獲機の中にご飯を置くと翌朝にはなくなっていたという連絡があり、これは捕獲機でも挑戦できる可能性も出てきました。
そこで、朝と昼の餌やりを辞めてもらうように説得し、捕獲機の位置を変更してリトライ。
強制的におなかをすかせて捕獲機の中のご飯を食べてもらう作戦です。
張り込み開始!
モニタリングしていると捕獲機横の段ボールハウスでくつろぐターゲット。
張り込み3時間後、ようやく捕獲機の中のご飯を食べてくれて、無事に捕獲できました。
室内に移動し、キャリーケースに移すまでのお手伝いをして、ご依頼完了です。
歯周病もなく2匹とも健康状態が良好とのことで、温かいおうちの子になりました!
合計4トライ、粘り強くご依頼していただきありがとうございました!
ねこから目線。東京のほしい物リストです!