O市でノラ猫さんの捕獲と病院受診のご依頼でした。
「勝手口にご飯を毎晩食べにくるノラ猫の両脇の毛がごそっと抜けて、皮膚の状態も体調も悪そう。でも触ったりすることは出来ないノラ猫なので、捕獲して病院に連れて行って、できる範囲の治療をしてあげてほしい」
というご依頼でした。
夜、ご飯の時間に合わせご自宅に伺い、捕獲器を設置しました。
およそ1分で、保護が完了しました。
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一犬猫病院さんに搬入し、診察していただきました。
捕獲器から洗濯ネットに入れ替えて、体重を測ってもらう猫さん。
優しく声をかけてくれる先生。
食欲はあるそうですが、体格の割にかなり痩せています。
毛並みもとても悪そうです。
ハゲが色んなところに。
真菌の疑いもありそうです。
先生が検査をしてくださっている間にふと診察台を見ると、、
おびただしい量の白と黒のつぶつぶが。
おそらく、ハジラミの卵とノミのフンです。
体調が悪くなるとシラミに寄生されてしまうことがよくあります。
あれこれ治療をしていただき、
「あとは栄養をつけさせてあげてください。」
とのことでした。
食欲旺盛なものの、依頼主さんが普段あげてくださっている猫缶はとっても高価で良い缶詰めなものの、総合栄養食ではありませんでした。
猫の缶詰めやパウチには
「総合栄養食」
と書いてあるものと
「総合栄養食と一緒に与えてください」
と書いてあるものがあります。
簡単に言えば、総合栄養食はそれだけで必要な栄養が取れるメインにできるご飯で、それ以外はメインの彩りに添えるためのサブメニューです。
スーパーではそれらが混在して置いていたりするので、少し注意して見てみたいですね。
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今回は、その辺りを依頼主さんに説明し、栄養価の高いフードを購入することになりました。
優しい依頼主さんに感謝です。
よくなりますように!