O市から自宅のお庭で出産した母猫と子猫たち4匹のTNRのご依頼でした。
依頼主さんのお宅に到着すると、すでに待っている猫一家。
とっても素敵なお庭です。
ひとまず、母猫さんを狙って捕獲器をセットしました。
すぐに母猫さん、入ってくれました。
よかった〜。
続いて、子猫たちに捕獲器を置いていきます。
綺麗なサバトラ模様の子猫さんたちが続々と入ってくれました。
残るは、黒猫さんと、キジトラさんです。
お母さんや兄弟が捕まったので一旦逃げてしまいました。
戻ってくるのを待っていると、依頼主さんが
「庭にたくさん盆栽があるでしょ? 主人が大事にしていて、孫が触っても怒るんです。でもね、この前の七夕の日にふとお庭を見たら子猫が4匹も盆栽にぶら下がってたんです。思わず「お父さん、七夕の短冊のようですね」と言うと、笑いながら「そうやな〜笑」って言ってくれたんですよ。」
と、とってと素敵なほのぼのエピソードを教えてくださいました( ´ ▽ ` )
子猫たちの可愛いさには、人の心を寛容にする魔法がありそうです。笑
そんな話しで盛り上がっていると
「カシャン!」
黒ちゃんが捕まりました!
最後のキジトラくん、捕獲器の踏み板の手前までのオヤツを食べて捕獲器から出てしまいます。
そ、そのワザを子猫でするとは、、、
賢そうです。。。
ネットでの捕獲を試みようと思いましたが、大切そうな盆栽の間を縫って走っていく子猫さんを捕まえるうえで、盆栽を傷つけてしまう自信しかないので諦めました。
ひとまず、捕まった4匹を一犬猫病院さんへ搬入しました。
搬入が終わり次第、現場にとんぼ返りして残してしまった子猫さんの捕獲リベンジです。
やはり、あまり餌への執着がありません。
「ニャー、ニャー」と家族を呼ぶ声が切ないです。
警戒心が強い子向けの捕獲器を設置し、餌を置きます。
が、
全然出てきません。
また、「ニャー、ニャー」と切ない声で家族を呼びます。
あ、そうか、と思いつき
スマホでYouTubeを開き、子猫の鳴き声を再生します。
そしてスマホを捕獲器の中へ。
すると、ターゲットの子猫さんダッシュで捕獲器に近づいてきました。
スマホごと保護完了です!
一犬猫病院さんに滑り込みで搬入させてもらえました。
・・・
そして手術翌日、一家をお庭に戻しました。
リターン後すぐにお水を飲む黒ちゃん。
お疲れ様。
元気に遊ぶ子猫さんたち。
家族みんな一緒にTNRができて本当に良かったです。