O市でTNRのお手伝いでした。

どうしても捕獲器に入らない三毛猫さんが今回のメインターゲットです。

あわせて、近隣エリアに出没するオス4匹、計5匹のTNRのご依頼でした。

依頼主さんは約2ヶ月かけて、TNRの理解を得るべく周辺の会社やお店など一軒一軒を回って丁寧に説明されていました。

さらに、その2ヶ月でターゲットの三毛猫さんの行動範囲、交友関係まで把握し、三毛猫さんとの信頼関係も築きあげられていました。

・・・

当日、18時に現場に集合します。

ついて早々

「今日、絶対捕まえます。朝まで予定空けてきました!」

と依頼主さん。

朝って、まだ18時ですけど!汗

12時間の長期戦の覚悟を持って来られた依頼主さんは初めてでした。

プレッシャーです。笑

・・・

依頼主さんが来る前に事前に聞いていた場所に警戒心の強い子向けの捕獲器を設置しました。

依頼主さんが周辺を見まわりましたが、まだターゲットの三毛猫さんは現れていないようです。

そこで、先にオス4匹の捕獲に取り掛かることにしました。

オスたちの現場に移動すると、既に餌やりさんを待っている猫さんたち。

街中のため、何人もの餌やりさんがいるようです。

捕獲器を設置すると、順調に入ってくれる猫さんたち。

ここの場所はあと白猫くん一匹となったところで、まさかのメインターゲットの三毛猫さんが登場しました。

流れで白猫くんを捕まえたい所ですが、捕獲器を三毛猫さんに見られて警戒されるのは避けたいです。

そのため、一旦白猫くんの捕獲を後回しにして、三毛猫さんの捕獲に移ることにしました。

警戒心の強い子向けの捕獲器を設置している場所は50メールほど離れています。

この距離を誘導するのは至難のワザです、、。

が、「私、誘導できます!」

と断言する依頼主さん。

それを信じて、私は先に捕獲器を設置してある場所に移動し、エサなど諸々の準備をします。

本当に連れてこれるのだろうか?

と半信半疑でしたが、歩いてくる依頼主さんに続いて三毛猫さんが登場しました!

凄い!

そのまま依頼主さんが警戒心の強い子向けの捕獲器にエサを入れてくれます。

すると、三毛猫さんスッと捕獲器の中へ。

無事、捕獲することができました。

ほ。

依頼主さんめちゃくちゃ喜んでくださいました。

・・・

最後の白猫くんの現場に戻り捕獲器を設置します。

ここまででまだ19時半。2現場にしては早く終わりそう!と思っていました。

が..

白猫くん、捕獲器をめちゃめちゃ警戒している様子です。

置き場を変えてみたり、誘導作戦をしてみますが、捕獲器に入ってくれません。。

深夜12時まで粘りましたが、依頼主さんと相談した結果、この日は一旦諦めて、日を改めて白猫くんにも警戒心の強い子向けの捕獲器を使ってリベンジしましょう!

ということになりました。

翌朝、捕まった4匹を一犬猫病院さんに搬入しました。

・・・

手術翌日、捕獲現場に元気に走って戻っていく三毛猫さんと、三毛猫さんを見守る依頼主さん。

・・・

後日。

「今日で絶対捕まんねん!」

今回も依頼主さんはポジティブです!

白猫くんの出没ポイントに警戒心の強い子向けの捕獲器を設置して待ちます。

餌やりさんがとっても多い場所なので、前回のように白猫くんがお腹いっぱいになってしまわないように15時半からスタンバイします。

だいたい白猫くんが現れるのは18時頃。

ひたすら待ちます。

と、依頼主さんがげん担ぎのたこ焼きを買いに行っていた17時50分頃、前回TNRした三毛猫さんと一緒に白猫くんが登場しました!

猫の腹時計は恐ろしく正確ですね。

捕獲器にエサを入れて誘導しますが、先週同じ捕獲器で捕まったばかりの三毛猫さんが捕獲器を見て逃げて行ってしまいました。

つられて白猫くんまで姿が見えなくなってしまいました。泣

45分ほど粘りますが帰ってくる気配がありません。

これは、慣らし作戦が必要かもしれないですね、、「でも諦めて帰ろうとすると猫出てくるんですよねー」と話しながら捕獲器を片付けはじめたその時

「あ!出てきた!」

と本当に白猫くんがひょこっと現れました。

すぐに捕獲器を設置し直します。

白猫くんが現れるフェンスを挟んで、私と依頼主さんが立ちます。

私の立ち位置からは、白猫くんの姿が雑草が邪魔で見えません。でも警戒心の強い子向けの捕獲器の構造上、私の立ち位置は変えられません。

そこで、逆サイドにいる依頼主さんに状況を見てもらいます。

白猫くんがベストポジションに来た!という依頼主さんからのサインを頼りに捕獲器を作動させます。

無事、5匹目の白猫くんを保護することができました。

・・・

5匹のTNRをやりきる!やれる!

と謎の自信に常に満ち溢れていた依頼主さん。言霊って本当にあるのかも、、と私も思いました。