K区にて、ノラ猫さんの捕獲のご依頼でした。

半年間あの手この手で捕獲にチャレンジしているものの、ターゲットのメス猫さんだけどうしても捕まらなかったそうです。

捕獲器は散々他の子たちが捕まるのを見てきているので、寄り付きもしないそうです。

発情期に入り、餌やりボランティアさんも焦ってきていました。

・・・

23時30分

現場から少し離れた所で待ち合わせ。

Google mapの航空写真で、いつもの餌場を確認します。このアプリは怖いくらい便利ですね。

住宅地の中にポツンとある空き地が現場でした。

深夜なので、車通り人通りもなく、適度に広く、

めちゃくちゃやり易い場所でした。

餌やりさんにはそのまま待機してもらい、私は先に現場に行き、せっせと設営をします。

現場についた時も、設営中も、猫の気配はゼロ。

ちょっと不安になりつつも、設営完了後、餌やりさん連絡し、なるべく普段通りに登場していただきました。

物陰に隠れて待っていると、餌やりさんが歩いてくるのが見えました。

すると、どこからともなくターゲットの猫さん登場。

小さな声で鳴きながら餌やりさんの横を歩きます。

信頼している餌やりさんだけを隠れてじっと待っていたんだなー・・。

・・・

いつも通りのご飯を罠の近くに置くふりをしてもらい、ターゲットの猫さんが罠に仕掛けてあるご飯を食べ出し、私に背を向けた状態になったら私のケータイに着信を入れてもらうようお願いし、私は物陰に。

警戒心の強い子なら、時間かかになるだろうな…

と長期戦を覚悟して、じっと待ちやすい体勢をもぞもぞ模索していると

「ブブッ、ブブッ」

?!

餌やりさんから着信アリ。

早すぎる。

何か問題があったのかな?と

猫さんの様子を確認すると…

食べてるー

しっかり中で食べてるー

内心驚きつつも、仕掛けを発動させて無事ターゲットの猫さんを保護することができました。

驚かせてごめんね。

明後日にはココに戻って来れるからね。

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