側溝こねこの緊急保護

スタッフ小池です。

T市で子猫の保護依頼でした。

I区で捕獲器に入らない子猫2匹の同時捕獲の依頼がスムーズに成功して依頼主さんがとっても喜んでくださったのでルンルン♪で帰路についていた道中、電話が入りました。

「職場の近くの細い側溝で3日間も子猫が鳴き続けている。保護先が見つかったので、明日から雨だし緊急で捕獲してほしい!」

というご依頼でした。

目的地変更です。

細い溝に居るということは、通常の捕獲器は使えない可能性があります。

イタチ用の細長い捕獲器を事務所から取って現場に向かいます。

現場に到着。子猫の鳴き声はしません。

移動してしまったのでしょうか。

スマホに録音してある子猫の鳴き声を再生すると、、、

「ミャー!ミャー!!」

反応がありました!

どうやらここに居るようです。

間に合って良かった!

子猫がいる溝はかなり細いです。

嫌なことに、もう少し手前に進んでしまうと、川に繋がる水路に出てしまう場所でした。

イタチ用の細長い捕獲器にちゅ〜るをたっぷり入れて溝にセットします。

ジャストサイズでした。

しばらく待っても出てくる気配がありません。

匂いでダメなら鳴き声作戦です。

子猫の鳴き声をスマホで再生し、捕獲器の奥に置きます。

すると

「ミャー!ミャー!!」

と鳴き声が捕獲器の方に移動していきます。

後は、待つだけです。

待つだけ、、、

、、、

待つだけ、、

長くない?

そっと捕獲器の近くに近づいて耳をすますと

「ペチャ、ペチャ、、」

と、捕獲器の中に敷いた新聞紙についているちゅ〜るを食べる音がします。

そこそこ奥に入っていそうなのに、扉が閉まりません。

もしや、体重が軽すぎて、踏板を踏んでいるのに扉が落ちないのかもしれません。

嫌な予感です。

これは手動で扉を閉めるしかありません。

そっと手を伸ばして閉めようとするものの、いつも使っている捕獲器じゃないので

『どこにフックがあったかな、、』

と、捕獲器の上に被せていた布をそっとめくったら

タタタタッ!!

と白い小さな子猫が捕獲器から側溝へ走り戻っていきました。

『やってしまった、、、』

やはりかなり小さい子猫なようです。

なのに、音に敏感。でもお腹はかなり空いていそうです。

再度、捕獲器にちゅ〜るを入れて、子猫の鳴き声の再生ボリュームを上げて設置します。

カサカサ、、

と子猫が溝から出てきます。

何度か車が通り過ぎましたが、車では逃げないようです。

子猫さんが捕獲器に入ったのを確認して、今度は靴を脱いでそっと近づきます。

車が通り過ぎる瞬間に、捕獲器の扉を支えているフックを一気に外します。

「カシャン!」

無事、子猫さんを保護することができました。

は〜緊張した〜。

良かった〜。

捕獲が終わったとたん、小雨が降ってきました。

お腹ペコペコだったようです。

多めに入れたご飯を朝までに完食。

いいうんちをしてくれました。

3日間も力の限り鳴き続けたおかげで、依頼主さんの耳にとまり、雨の前に保護することができました。

子猫さんが自分の未来を自分で切り開いたように感じました。

翌日、動物病院でノミダニ駆除やウイルス検査をしてもらいます。

体重600gの女の子でした。

月齢にしては痩せています。

この子猫さんはラッキーなことに地元の保護猫カフェさんが受け入れてくださることになったそうです!

保護猫カフェさんにお届けしてお手伝い完了です。

保護主さんに撫でてもらってゴロゴロしている子猫さん。怖かったね。

やっと安心して眠れますね。

素敵な里親さんが見つかりますように!