スタッフ小池です。
ノラ猫さんの移動のソフトキャリーは要注意です。
ここ最近のヒヤリハットを共有したいと思います。
猫さんの移動用キャリーは大きく分けて、ハードキャリーと呼ばれるプラスチック製のタイプと、ソフトキャリーと呼ばれる布タイプの物に別れます。
↑ハードキャリー
↑ソフトキャリー
とっても大人しい飼い猫さんや子猫であればソフトキャリーでも大丈夫ですが、それでも動物病院に行く場合は目の荒い洗濯ネットに入れて、キャリーに入れることをオススメします。
・・・
先日、TNRのお手伝いで伺った現場のノラ猫さんはとても人慣れしているそうで、
「キャリーに入れてくるので、待ってて」
と依頼主さんに言われ、待っているとソフトキャリーに大きなオス猫が入れられて登場しました。
ソフトキャリーに大きなオス、、、
嫌な予感しかしないので、そのばでチャックが開かないようにビニタイで止めさせてもらいました。
ねこから目線。の事務所に戻ってワイヤーケージに入れ替えさせてもらう約束で、ソフトキャリーのままお預かりし、風呂敷でさらに包んで縛って車に乗せ、急いで事務所に向かいました。
車を走らせて10分ほど。
ちょうど高速道路に乗ったところで
「ガリガリガリガリ、、、、」
ノラ猫さんがソフトキャリーを突破しようと努力している音が背後から聞こえます。汗
お願いですから頑張らないで欲しいです、、
「ガリガリガリガリガリガリ、、、」
ドキドキ、、、汗
「ガサガサガサガサ、、」
ん?
音が変わりました。
ビニールシートを触っている音です。
ソフトキャリーに入ったノラ猫さんが、車に敷いているビニールシートを触っている?
そしてしばらくすると、静かになりました。
慌てて振り向くと
出てるーーーー。泣
ソフトキャリー突破に成功したようです。
車内で猫が脱走した場合、運転席と助手席下のところから内部に入られない限り大変な事態にはなりません。
くれぐれも慌てて急ブレーキを踏んだりしないでください。
もしも飼い猫さんやのノラ猫さんが車内でキャリーから脱走してしまった場合もパニックにならず、窓を閉めて、助手席下を鞄や布でブログし、運転席下に猫が来ないようソワソワと足を動かしていれば、ひとまずは大丈夫です。あとは安全な場所に停車して捕獲します。
・・・
助手席下をリュックと布で塞いで後ろを振り向くと
捕獲器の上で外に興味津々のノラ猫さん。
お願いだから前に来ないでくれ、、と祈るしかありません。
事務所駐車場に到着し、後ろを確認すると
後部座席と扉の隙間に居ました。
幸いかなり人慣れしている猫さんでしたので、洗濯ネットで捕獲し、事務所でワイヤーケージへ。
驚かせてごめんね。
ゴロゴロ。こんなに人懐っこい子でも、本気を出せばソフトキャリーは簡単に突破できてしまいます。
キャリーを見ると、ビニタイはそのままついていて、閉まっているチャックの部分をこじ開けたことが分かりました。
今回、車内で逃げてくれたので良かったですが、突破したのが車から病院へ運ぶ時だったら?
ねこから目線。にきた脱走猫のご相談で、「病院の駐車場でキャリーから逃げてしまった」というケースこの1年間だけで3件ありました。
ノラ猫さんの移動にソフトキャリーは危険です。
ハードキャリーでも、入口を養生テープや布テープでしっかり留めてきちんと注意してあげてください。
捕獲器の場合は入口をビニタイや結束バンドでとめてください。
ノラ猫さんのために、万が一を起こさないように注意してあげましょう。
・・・
すごく淡々と書きましたが、実際は大丈夫だと頭で分かっていても冷や汗ダクダクで先に仕事を上がっていた梅さんに電話し続けて冷静さをなんとか保っていました。笑
梅さんに感謝です。笑
どっと気疲れしました。
そんな冷や汗を皆さんがかくことがないように、ねこから目線。のヒヤリハット共有でした!
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