スタッフ小池です。
どこからか一階と二階の間の天井裏に入り込んでしまったノラ猫さん。
10日間も悲壮感ある声で鳴き続けているそうで、「なんとか出してあげてほしい」というご依頼でした。
お家にお伺いすると、天井に穴を開けて、降りやすいように棚を置き、棚の上にご飯を置いてくださっていました。
見ず知らずのノラ猫さんに優しい依頼主さんでした。
ただ、全くご飯に誘われて出てくる様子が無いそうです。
三脚をお借りして穴からスマホを差し込み、撮影すると・・
あ、猫さんがいました。
ご飯の臭いが気になりつつも、なかなか下に降りる勇気が無いといった感じでしょうか。
ひとまず、何かに挟まって身動きが取れないわけではない事が分かって一安心です。
ただ、依頼主さんが開けてくださっている穴では小さすぎて捕獲器が差し込めません。
「もう天井ボロボロにしてもいいから、好きにやってちょうだい!」
と依頼主さんがノコギリを渡してくださったので、遠慮なく穴を広げさせていただくことに。
依頼主さんの息子さんが開けられていた穴はめちゃくちゃ綺麗な直接でしたが、ノコギリって真っ直ぐ切るの意外と難しいんですね・・
木っ端微塵にまみれながら天井とノコギリと格闘すること約20分・・
めちゃくちゃ歪ながら、なんとか捕獲器を差し込めるだけの穴を開けることに成功し、10日間食べれていない猫さんのために栄養価の高いご飯を沢山入れ設置しました。
そして、一旦電気を消しそっとしておくことに。
一旦別の現場に行き、3時間半ほどしてから様子を見に行くと・・
入ってましたー!
山盛りご飯も完食してくれていました。
そりゃお腹ペコペコだったよね。
左耳カットが入っていたので、周辺に住むノラ猫さんで、避妊手術も終わっている子のようです。体格もしっかりしていて、元気な様子なのですぐにお外にリリースしました。
見ず知らずのノラ猫さんのために天井に穴をあける許可をくださった依頼主さんに感謝です。
黒さん、不幸の幸いでした。