スタッフ小池です。
「ご飯をあげてお世話をしている地域猫の目に釣り針が刺さっている。病院に連れて行きたいが捕まらない。」
という相談がありました。
緊急の案件の為、翌日の早朝5時。
地域猫さんたちのご飯の時間に合わせ、スタッフ藤久に捕獲に向かってもらいました。
捕獲器には全く入らないとのことなので、警戒心の強い猫さん向けの罠で捕獲にチャレンジします。
すぐに捕まり、のらねこさんの手術室さんへ搬入します。スタッフ藤久から送られてきた写真は衝撃的でした。
大きな釣り針が目に刺さっています。
現場のボランティアさんのお話しを聞くと、この子に釣り針が刺さっているのはこれで3回目だそうです。
１回目は口に。この時は自然にポロっと取れたそうです。
２回も口に。１回目の時よりも釣り針はさらに大きななっていたそうです。
２回目の時は捕獲器で捕獲し、のらねこさんの手術室さんへ搬入し処置してもらったそうです。唇には針が貫通した穴が痛々しく残ってしまっていたそうです。
そして、今回が３回目。前回捕獲器で捕獲している為、捕獲器に入らずねこから目線。に捕獲の依頼をしてくださったという経緯でした。
現場は山の中腹で釣りをするような海も川も近くにはありません。人為的に狙われている可能性が高いと思いました。
現場のボランティアさんも何度も交番に足を運び、対応を依頼されたそうですが「パトロールで回るようにしますね」という回答のみだったそうです。
警察の状況てしては事件として認知されていない状況です。このまま事件が無かったことにしていいとは思えません。
そこで、情報をまとめNPO法人どうぶつ弁護団の理事長である細川弁護士に相談しました。
結果的にどうぶつ弁護団の案件として、警察へ告発状の提出をしていただきました。
その様子がメディアに掲載されました。
abc朝日放送nwsおかえりの映像はYouTubeでご覧いただけます。
番組の映像はこちら
被害に遭った猫さんは、福ちゃんという名前をもらい現在は現場のボランティアさんの自宅で保護されています。
猫さんの今後の幸せと、更なる被害が出ないことを心より願っています。
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