スタッフ小池です。
長い梅雨が明け始めたかと思うと、暑い日が続くようになってきましたね。
毎年、夏には必ず数件来るのが「猫の首に何か固そうなものが巻き付いている」という相談です。
6月末にボランティア団体さんから「猫の首に何か固そうなものが巻き付いている。取ってあげたくて捕獲器を仕掛けているが、TNR済みの子のため警戒して捕獲器に入ってくれません。」という電話がありました。
『暑くなって来たから、きっとジョウロだろうな・・』
と考えながら現場に伺うと、そこには沢山のノラ猫さんが居ました。
みんな耳カットが入っており、団体さんがTNRを実施され、地元の方がご飯をあげて見守っている子たちでした。
通常タイプの捕獲器には入らないそうなので、警戒心の強い猫さん向けの捕獲器を設置し、じっと待ちます。
1時間ほど待ったところで、ようやくターゲットの猫さんが登場しました!
やはり、首にハマっいるのはジョウロの蓋のようです。
他の地域猫さんたちは、グイグイ捕獲器の中に入るものの、
ターゲットの猫さんはそれを遠くなら眺めるだけでなかなか近寄ってくれません。
でも、賢い子ほど、他の子が捕獲器の中でご飯を食べて安全に出ていく事を繰り返し見ていると、あのオリは大丈夫なんだと学習して、自分も中に入ろうとしてくれましす。
それを信じてさらに待つこと1時間半。
やっと、ターゲットの猫さんが動きだし、トラップの中へ!
が、トラップの中には4匹!
これは一気に捕まえるには多すぎます。。
1匹がトラップから出て3匹になったところで、捕獲器を作動させ、一旦3匹確保しました。
道ずれになってしまった2匹を謝りながら解放し、ターゲットの猫さんのみ、捕獲器に移し替えて保護完了です!
ボランティア団体さんが、翌日動物病院へ連れて行き、無事にジョウロの蓋を外してあげることができたそうです!
ジョウロの猫さんの捕獲送迎費は「お釣りは猫に使ってね基金」より捻出させていただきました。
「お釣りは猫に使ってね!」と言ってくださった皆様、ありがとうございました!!
喉が渇いてお水を求めてあちこち探し回った結果、ジョウロの中に残っているお水をなんとか飲もうと、狭い入り口に何とか頭を突っ込んで中のお水を飲みます。飲み終えて顔を上げたときに、じょうろの蓋が取れて、首にハマった状態になってしまう事故が多発しています。
どうか、お庭や勝手口がある方は、ノラ猫さんが安全に飲めるようにお皿などにお水を設置してあげてください。小さな優しさで、ノラ猫さんの良き安さ向上につながります。
ねこからナイト次回は7月11日です!!
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