ノラ猫さんの受診

O市でノラ猫さんの捕獲と病院受診のご依頼でした。

「勝手口にご飯を毎晩食べにくるノラ猫の両脇の毛がごそっと抜けて、皮膚の状態も体調も悪そう。でも触ったりすることは出来ないノラ猫なので、捕獲して病院に連れて行って、できる範囲の治療をしてあげてほしい」

というご依頼でした。

夜、ご飯の時間に合わせご自宅に伺い、捕獲器を設置しました。

およそ1分で、保護が完了しました。

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一犬猫病院さんに搬入し、診察していただきました。

捕獲器から洗濯ネットに入れ替えて、体重を測ってもらう猫さん。

優しく声をかけてくれる先生。

食欲はあるそうですが、体格の割にかなり痩せています。

毛並みもとても悪そうです。

ハゲが色んなところに。

真菌の疑いもありそうです。

先生が検査をしてくださっている間にふと診察台を見ると、、

おびただしい量の白と黒のつぶつぶが。

おそらく、ハジラミの卵とノミのフンです。

体調が悪くなるとシラミに寄生されてしまうことがよくあります。

あれこれ治療をしていただき、

「あとは栄養をつけさせてあげてください。」

とのことでした。

食欲旺盛なものの、依頼主さんが普段あげてくださっている猫缶はとっても高価で良い缶詰めなものの、総合栄養食ではありませんでした。

猫の缶詰めやパウチには

「総合栄養食」

と書いてあるものと

「総合栄養食と一緒に与えてください」

と書いてあるものがあります。

簡単に言えば、総合栄養食はそれだけで必要な栄養が取れるメインにできるご飯で、それ以外はメインの彩りに添えるためのサブメニューです。

スーパーではそれらが混在して置いていたりするので、少し注意して見てみたいですね。

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今回は、その辺りを依頼主さんに説明し、栄養価の高いフードを購入することになりました。

優しい依頼主さんに感謝です。

よくなりますように!

さくら猫さんを病院へ

5年ほど面倒を見てきたさくら猫さんが、ここ5日ほど全くご飯を食べなくなってしまった。動物病院に連れて行きたいから捕獲して欲しい。というご依頼でした。

一度不妊手術のために捕獲器で捕まった経験がある猫さんのうえ、食欲が無いので、警戒心の強い子向けの捕獲器を用意しました。

ターゲットの猫さんが現れる朝5時に現場に集合です。

毎日毎日ご飯をあげてくれている依頼主さんが呼ぶと、どこからともなく現れるターゲットの猫さん。

捕獲器のご飯にも、依頼主さんが差出すご飯も、くんくんすらしません。

それでも、ただ依頼主さんの近くには寄ってきて、「ニャー」と甘えた声をだします。

依頼主さんに歩く導線をお伝えし、その依頼主さんの後を歩く猫さんが捕獲器の中を横切る形になった瞬間に合わせて仕掛けを動かし、無事保護することができました。

依頼主さん指定の動物病院に搬入し、人慣れしていないノラ猫さんを先生が診察できるよう洗濯ネットに猫さんを入れ、お手伝い完了です。

猫さんは酷い尿毒症になっていたそうです。

依頼主さんが保護して治療に当たってくださるそうです。回復できますように。

【お釣りは猫に使ってね基金】三毛さん眼球摘出手術

先月に不妊手術のお手伝いをさせていただいた三毛猫家族

保護主さんが気にしていた三毛お母さんの右眼の腫れを不妊手術の際に獣医さんに見ていただいたところ、摘出手術が必要な状態の可能性が高いと言われていました。

そして、三毛お母さんに手術を受けさせる決断をされた保護主さん。

今回、右眼の腫瘍摘出手術の予定調整と病院送迎のお手伝いをさせていただきました。

一犬猫病院さんで診察を受ける三毛さん。この日に手術です。頑張れ、、!

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手術から5日後。

三毛さん退院可能になりました。

病院から退院した三毛さんを保護主さんの元へ。

保護部屋に到着すると、押入れに避難する三毛さん。子どもの茶トラくんがさっと追いかけて寄り添います。

三毛さんお疲れ様。

来週の抜糸でひと段落です。

三毛さんの眼球摘出手術は10万円ほどの費用になりましたので、「お釣りは猫に使ってね基金」から1万円カンパさせていただきました。

「お釣りは猫に使ってね」と言ってくださった皆さまありがとうございましたm(_ _)m

※ねこから目線。はボランティア団体ではありませんので、寄付は集めていません。「お釣りは猫に使ってね」と半ば強引にお釣りを受け取ってくださらない場合の余剰金を茶封筒に入れているだけです。

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老後はお家で、の捕獲と勝手にサポート

T市で保護のための捕獲のご依頼でした。

元々現場の公園は、置きっ放しの餌が常にあるような状態で、ノラ猫が20匹近く住み着いていたそうです。

そんな公園で、約9年前に生まれたての子猫に熱湯をかけられるという酷い事件がおき、その事に危機感を覚えた犬の散歩仲間で、費用を出し合ってノラ猫たちの不妊手術をすることにしたそうです。

それと並行して、不衛生な放置餌を無くすために当番制で毎日16時にノラ猫に餌をあげ公園清掃もして、食べ残された餌は片付けるということを徹底してきたそうです。

公園のノラ猫全頭と公園周辺の地域のノラ猫にも不妊手術を徹底するということを9年間続けてきた結果、20匹近くいたノラ猫は3匹のみとなったそうです。

ところが、最近になって「車にノラ猫が乗るから餌やりを辞めさせろ」という苦情が公園管理課に寄せられ、公園には「ここで猫に餌をあげないでください」という看板が立てられ、ボランティアさんたちにも直接指導が入ったそうです。

それで、

「事情があって、公園で餌やりができなくなりました。比較的若いオスはなんとか餌場を探せるかもしれないが初めの頃に不妊手術をした9歳になるメス猫はもう弱ってきていて心配なので、保護して家に入れてやりたい。でも捕獲器で一度捕まえているので、捕獲器に入ってくれません。」

という捕獲の依頼を、ねこから目線。に下さったのでした。

現場に到着するとすでにボランティアさんたちが3名で待ってくださっていました。

警戒心の強い子向けの捕獲器を設置して10分ほどで無事保護することができました。

珍しい横耳カットの子でした。

手術済みの印は、Vカットの他に、真っ直ぐのストレートカットや、耳の横を切るサイドカット、ピアスや刺青など様々な印がありました。今はV字かストレートカットで統一されつつある感じですが10年前はまだ色々な形が試されていたそうです。

捕獲器の扉からそっと診察してくれる先生。

動物病院で、ノミダニ駆除など診察をしてもらい、依頼主さんのご自宅にお送りしてお手伝い完了です。

・・・

の予定だったんですが、お送りした際に上記のような経緯を聞き、とっても腹が立ってしまいました。

ノラ猫が日本に存在しているのはボランティアさんのせいではありません。

ボランティアさんのせいで公園にノラ猫が住み着いているのではなく、ボランティアさんのおかげで公園に住み着いているノラ猫がたった3匹だけになったんです。

20匹が9年で3匹になって、新たなノラ猫移入が無い状態をキープしているなんて、めちゃくちゃマネジメントが上手くいっている成功ケースです。

該当市が地域猫活動を推進するためのガイドラインと助成金制度を作る数年前にこの公園での活動が始まっているので、年配のボランティアさんたちは市でそういった制度ができたことを知らず、市の地域猫活動登録ができていないのが残念な点でした。

とはいえ、行政に必要なのは、ぽっと出た苦情でこの取り組みを中断させる事ではなくて、あと唯一できていなかった地域住民への理解を得るためのサポートだと思います。

そこで、依頼主さんに「ここで30分ほどパソコン作業させてもらってもいいですか?」とお願いし、「〇〇公園におけるノラ猫対策の経緯について」という書類にまとめて印刷してお渡ししました。

調べたら該当市は生活環境課が、飼い主のいない猫に対する不妊手術の助成金を発行し、その条件として地域猫活動として実施すること、と市役所のホームページに掲載していたので、公園管理課だけではなく生活環境課に資料を持って地域猫活動として登録したいので地域への説明をサポートしてほしいと相談に行ってみてくださいとお伝えしました。

ボランティアさんたちの努力が水の泡になりませんように。

執念の子猫保護。

子猫の病院搬送のご依頼でした。

先月の初め頃、依頼主さんはカラスが子猫を掴んで飛び去ろうとしている瞬間にたまたま遭遇したそうです。

とっさにカラスを追い払い、子猫を少し移動したものの、仕事中だったため保護することは出来ず、現場のご近所さんに少し子猫を気にしてあげてほしいとお願いし、仕事に戻ったそうです。

でもそこから、子猫の安否が気になって気になって、何度か現場に足を運ぶようになったそうです。

そして、三毛猫のお母さんと、子猫が3匹ほどいることが分かったそうです。

子猫1匹はご近所さんが捕獲してくださり、保護が完了しているそうです。

三毛猫さんのTNRと残りの子猫の保護をしたいと考えながら、6月半ば頃に、現場に様子を見に行くと目の前には三毛猫さんと子猫たちが!

今がチャンス!ということで、ねこから目線。にお電話をくださいました。

「今、手術したい三毛猫と保護したい子猫がいます!」

という急なご依頼でしたが、またまたお電話をいただいた時に現場近くに居たので急行することができました。

捕獲器を仕掛けてしばらくすると、ターゲットの三毛猫お母さんが捕獲器に入ってくれました。

その後、2時間ほど周辺を捜索したり捕獲器を仕掛けたりしましたが子猫たちの気配はありません。

ひとまず、母猫さんだけ不妊手術をして最短で現場に戻すことにしました。

不妊手術をしても乳腺は切らないので、手術後、麻酔が完全に覚めて獣医さんのOKが出たらすぐに現場に戻すことができれば、そのまま子猫と合流して子育てが可能です。

・・・・

それから約半月。

依頼主さんは諦めず、近所の方へのチラシ配布や聞き込み等を続けていたそうです。

そして、捕獲現場から少し離れたお家の方が子猫を発見し、今日「ダンボールで捕獲した!」と連絡をくださったそうです。

諦めなかった依頼主さんの執念勝ちです。

依頼主さんはお仕事中の時間だったため、「ダンボールから猫を安全なキャリーに移して、動物病院で初期医療をして家に届けて欲しい」というご依頼をくださいました。

保護された子猫さんたち。

まだ2ヶ月くらいでしょうか。少し目ヤニと鼻水が出ています。

動物病院で目薬など治療をしてもらった子猫さんたち。

もう大丈夫だよ。優しい依頼主さんに保護してもらえて良かったね。

三毛猫家族の送迎

I市から、保護猫さんの室内捕獲と不妊手術のための病院送迎のご依頼でした。

早朝に室内捕獲セットを持って保護部屋に到着すると、猫さんたちはすでに3匹とも三段ケージに入った状態で待機してくださっていました。

猫さんたちもとても人慣れしていたので、持参したネットは使わず、3匹とも抱っこで移動用のケージへ。

三毛猫さん2匹と、茶トラ子猫1匹のメス3匹ということでお預かりしました。

三毛猫とサビ猫の模様のように、茶色と黒色を同時に出せるのはX染色体を2つもつメス猫か染色体異常の稀なオスしかいません。なので、私も当然三毛猫さん2匹は少なくともメスだと思っていました。

が、動物病院に着いて

「1匹の三毛猫はオスですね!」

ということが分かりました。

手術前の麻酔がかかっている状態の写真いただきました。

三毛猫さんですが、確かにタマタマがあります。初めて見ました。

手術後、まだ少しボーッとしている時の三毛オスさん。手術頑張りました。

そして弟分にあたる茶トラさんもオスでした。

保護主さんの後ろに全力で隠れようとする茶トラくん。めちゃくちゃ可愛いのに私への不信感で微妙な顔つきの写真になってしまったのが残念です。手術お疲れ様です。

もう1匹の三毛猫さんは女の子でしたが、近々大きな手術が必要な病気を持っていることが分かりました。

元々は虐待のある現場から依頼主さんが保護されたそうです。行動力のある依頼主さんに感謝です。猫さんたちが安心で幸せな第二の猫生を送れますように。

子猫の緊急保護

今日は緊急の子猫の保護依頼でした。

3車線ずつある大きな道路の真ん中にある中央分離帯の茂みから子猫の鳴き声がすることに気づき、会社の方々で保護しようと4、5人ほどで、保護を試みたそうです。

なんてステキな会社でしょうか。

とはいえ、茂みの木は小さな枝が幾重にも伸びているタイプで、手を伸ばそうにも枝が邪魔で子猫に届きません。

そうこうしていると、誰かが警察に通報したらしくお巡りさんに怒られ、保護作戦は一旦中断せざるおえなくなったそうです。

昼休みの時間も終わってしまうため、「ねこから目線。」にご依頼くださいました。

小さめの捕獲器と猫用の網をもって、急いで現場へ。

依頼主さんから場所を教えていただき、茂みを捜索すると、確かに小さな子猫がうずくまっていました。

子猫に声をかけると

「ニ”ャー、ニ”ャー」

とガラガラに枯れてしまった声で鳴きはじめました。

いったい何時間鳴き続けていたのでしょうか。

まずは捕獲器で捕獲しようと、あの手とこの手と2パターン試してみましたが、生い茂る草木に阻まれうまくいきません。

網なんて引っかかるだけでなんの役にも立ちません。

子猫さんも少し弱ってきているのか、ご飯の匂いにつられてくれません。

これはもう積極的に捕まえに行くしかないと思いつつも、信号の関係で車が途切れるのは30秒ほどしかありません。

茂みの中をゴソゴソするにはどうしても道路に出る必要がありますが、そうなると車に思いっきりクラクションを鳴らされるか、跳ねられるかの二択になりそうです。

どちらも困るので、110番することにしました。事情を説明すると、お巡りさん2名が来てくれました。

が、

「あなたが仕事で受けているなら、警察として手伝うことは出来ないですけどボランティアなら手伝えます」

と。

内心「えっ、、」

と思いつつもよく考えればそりゃそうかと思い

「仕事として依頼を受けてここにきましたが、この状況でお巡りさんの協力がないのは厳しいので、捕獲に関して費用はいただきません。ボランティアにします。」

と約束しました。

私が道路にはみ出してゴソゴソする時だけ交通整理をしてくださり、子猫が移動すると「こっちきた!」「そっち行った!」と教えてくれました。

移動した子猫がたまたま茂みの中でも少しだけ生い茂っている具合が薄い場所に移動してくれたタイミングで(本当に茂みの木には申し訳ないのですが)、木々をバキバキさせながら中に飛び込ませてもらい、なんとか腕を伸ばして子猫を掴むことができました。

そして、お巡りさんに持っていてもらった猫用ネットに入れて、無事保護完了です。

無事保護できて、ホッとしました。

仕事を抜けて駆けつけてくださった依頼主さんも安心してくださって良かったです。

どういった経緯で、あんな所に1匹で入ってしまったのか不思議ですが、何時間も何時間も鳴き続けた声が、3車線先の歩道を歩いていた依頼主さんたちの耳に届いて本当に良かったです。

頑張った甲斐があったね。

・・・

依頼主さんたちのお仕事が終わるまでしばらく時間があったので、子猫の代理病院受診を追加で依頼してくださいました(捕獲がボランティアになったので気を遣ってくださったのかも・・優し)。

捕獲したて、ノミだらけのノラ猫の診察を全然嫌がらずにしてくださる一犬猫病院さんで診察していただきました。

500g生後5、6週目くらいの男の子でした。

この子に素敵な家族が見つかりますように!

もしも、このブログを読んで、この頑張った君の里親になりたいという方がおられましたら、保護主さんにお繋ぎしますので、下記からご連絡ください。

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