スタッフ小池です。
たまたま見つけてしまったノラ猫さんの集合場所で、明らかに体調が悪そうな猫さんを見かけた依頼主さん。
ねこから目線。に捕獲と病院代理受診のご依頼をくださいました。
依頼主さんが聞き込みをしてくださった結果、お一人の餌やりボランティアさんとお話しができ、集まっているノラ猫さんのほとんどはTNRが済んでいることが分かったそうです。
捕獲日。
餌やりさんのご飯の時間に合わせて現場にお伺いすると、ターゲットの猫さんが居ました。
一応ご飯の時間にいつものご飯場所に来てはいるものの、ご飯には全然反応せず、確かに体調が悪そうです。
ご飯には全く反応しないものの、逃げる体力はまだある状態が一番捕獲が難しく、捕獲作業は難航していました。
すると、餌やりボランティアさんが「向こうの家の人も沢山のノラ猫に餌をあげていて、この子は家にも上がり込んでくると言っていたからその人呼んでくるわ!」と早朝にも関わらず呼びに行ってくださいました。
なんと、餌やりさんが複数居られて、今回協力してくださった方よりも更にターゲットの子が慣れている餌やりさんが居られるとは・・。
そして、2人目の餌やりさんが登場し、車の下にいるターゲットの猫さんに呼びかけると
「ニャー」
っと餌でも全く動かなかった猫さんがスリスリっと餌やりさんの元へ。
抱っこでキャリーに入れていただき、あっさり保護完了です!
協力してくださった餌やりさんのお家にはかなりの頭数のノラ猫さんがご飯を食べに来ているそうで、なかなか治療にまでは手が回らない現状があったそうです。
病院に運び診察をしてもらうと、10歳近いシニア猫さんでFelV陽性、いわゆる猫白血病を患っていることが分りました。
キャリア猫さんであっても、家族として迎えます、と依頼主さん。
3日間病院に入院し、ご飯を食べるようになったところで依頼主さん宅にお送りしてお手伝い完了です。
たくましく、元気に過ごしてほしいという願いを込めて「かん太君」という名前になったそうです。
現在はスリスリ甘えて、ご飯もよく食べているそうです。
かん太君が依頼主さんと少しでも長く幸せに過ごせますように。