はじめまして、こんにちは、あるいはこんばんは!
東京スタッフの小松です。
埼玉県熊谷市、おうちの駐車場に居着いた一匹の野良猫さん。
ある日左足を真っ赤に怪我した姿を目にして依頼者さん。保護しようと捕獲器を1週間試しても、捕まえられない日々が続いていました。今回はそんな怪我猫さんを保護するまでのお話です。

左足が真っ赤に怪我した野良猫さん
「いつの間にか家に居ついてしまった猫が足に大けがをして、保護して治療してあげたいんです」
そんなご相談が、埼玉県熊谷市の依頼者さんから届きました。
お写真をいただくと、左足が真っ赤に……!

依頼者さんは私たちに相談する前にも、ご自身で捕獲器を1週間試したそうです。

しかし上手く捕獲できず、玄関までは入ってくるものの、無理に捕まえようとして怪我を悪化させてしまうのではと踏み出せずにいたところでのご連絡でした。
かなりひどい怪我だったため、最短日程で予定を組みましたが、それでもお伺いまで数日空いてしまうことに。
そこで、伺うまでの間は捕獲器にごはんを入れて慣らしてもらうことにしました。

最初は奥のごはんに口をつけなかったものの、ご飯の位置を工夫することでお伺い前日になって食べるようになったとの連絡が!

捕獲前の食事管理、今回は「絶食」より「しっかり食べさせる」が正解
ちなみにこのとき、依頼者さんから
「捕獲日まで食事量を減らしたり、警戒するようなら絶食したほうがいいですか?」
というご質問をいただきました。
今回のケースでは、答えは「いいえ」です。
一番大事なポイントは、怪我をしているということ。栄養が足りないと、それだけで傷口から入った細菌によって体調を崩してしまうリスクがあります。また、触れない子なので、体調不良であっても素手で捕獲するのは容易ではありません。それならばしっかりごはんを食べて体調を保ってもらい、捕獲器で確実に保護する方がいいと判断しました。
捕獲当日:警戒させないことを最優先に
当日伺うと、駐車場のすぐ横でリラックスして眠っている猫さんの姿が!

警戒心が強い子だと、ここで気づかれて逃げてしまうこともあります。そこでいつもよりゆっくり、驚かせないように車を停め、助手席側からそっと出ました。
依頼者さんにお部屋の中でお話を伺ったあと、ちらっと様子を確認すると、再びぐっすり眠っていました。一安心。
大きな音を立てないように注意を払いながら準備を進めます。
怪我をしてからは3本足でひょっこひょっこ歩いている状態のキジシロさん。慣らしで使っていた普通サイズの捕獲器でもごはんは食べられるものの、体勢的にすごく食べづらそうな様子だったので、今回は一回り大きめの捕獲器を使用することに。踏み板も、変なタイミングで踏んで怪我を悪化させないよう、手動で閉める方式にしました。
セッティングが終わってもまだ眠っているキジシロさん。思ったより他人にも警戒しないようだったので、ごはんをお皿に入れる音でそっと目覚めさせ、焼きカツオのだし汁の香りでごはんがあることをアピールします。
大きなあくびをしてゆっくり起き上がり、えっちらおっちらと捕獲器まで歩いてきました。ごはんを確認したあと、これまでの慣らしの甲斐もあって、捕獲器の一番奥までスムーズに入ってくれ、無事に捕獲完了です。

扉が閉まってもおかまいなしに食べ続けるキジシロさん。怪我をしているとお腹も減るよね……。

保護後:通院、そして約半月後の様子
その日の朝一番に依頼者さんが病院へ連れて行ってくださり、ハエがたかっていた傷口も無事に処置してもらいました。

それから約半月後。
エリザベスカラーも外れて、ケージの中でゴロンとリラックスしているキジシロさんの様子が届きました!

人馴れも順調そう!
温かい家族に迎えられてよかったね。キジシロさんに幸あれ。
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