こんにちは、東京スタッフの小松です。
GWも終盤に差し掛かった5月4日、一通の問い合わせが届きました。
「義理の母が倒れてしまい、飼い猫が2匹室内にいます。親戚の家に連れていきたいのですが、2人がかりで2日かけても捕まえられず、捕獲器にも入らず……捕獲と移動をお願いできないでしょうか?」
この問い合わせを読んで、まず思ったこと。
「お世話してくれる人がいてよかった!」
実は、保護のための捕獲でも、ねこさんが一人ぼっちになってしまう可能性が高い場合は、無理に保護するよりも地域猫としてのQOLを上げながら見守る、という選択肢をお伝えすることがあります。 ねこさんを迎える時・飼う時は、今回のように「飼い主に何かあった時にすぐ動ける人」を決めておくことがとても大切です。
さて、引き受けることになったものの、お話を聞くほどに「これは手強そう……」という予感が。
飼い主さんにしか慣れていない、いわゆる室内野良というパターン、実は意外と多いんです。
現場は大正〜昭和初期ごろに建てられた古民家。
玄関の鍵を見た瞬間、実家を思い出してちょっとノスタルジックな気持ちになりました。
中に入ると、天井の高い広い空間にモノがぎっしり。 ねこさんたちを探すと……天井付近の物置から、じーっとこちらを見る2つの目。

「なんかよくわかんないけど、捕まりたくないにゃ」
そんな視線です。
まずは依頼者さんと一緒にモノを整理して、ねこさんへの「道」を作るところからスタート。刺激しないよう、そお〜っと、そお〜っと。
が。
「ビュッ!!」
物陰から物陰へ、縦横無尽に移動するねこさん。
通路を捕獲器で塞いでみても、するりと躱されてしまいます。

隠れた先をそっと覗くと……かわいいシルエット。


レースを目隠し代わりにしながら、ゆっくりゆっくり隅へ誘導。うまく角に追い込めたところでブランケットをかぶせて——


白黒さんの下にキジシロさんも居ました。

格闘1時間半。ほこりまみれになりながら、ようやく洗濯ネットに入ってもらうことができました!
ネットに入れるのも一苦労でしたが、この時いつも気をつけていることが3つあります。
① 頭からネットに入れる
② 負荷のかかる体勢にしない
③ 常に柔らかい毛布で体を覆う
頭を先に入れるのはチャックの隙間からの脱出防止のため。そして「猫は液体」なんて言われますが、嫌な体勢だってあります。暴れて人も猫さんも怪我しないよう極力ストレスをかけない方法を心がけています。

もう1匹は天井付近に戻ってしまいましたが、なんとかお部屋に出てきてもらって無事確保。 2匹をキャリーに入れ、親戚のおうちへ。依頼完了です。

最初のあの警戒心バリバリの視線が嘘みたいに、撫でられている2匹。
新しいおうちでも、元気でいてね。
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