O市で保護のための捕獲のご依頼でした。
地域の個人ボランティアさんたちが長年にわたってTNRと給餌をしてノラ猫さんたちのお世話をしいてる現場で、もう11歳くらいになるおじいちゃんノラ猫さんが今回のターゲットです。
食欲が少しずつ減り、お水を飲む量がとても増えたため、体調がいよいよ悪いのではないかと依頼主さんは心配になり、保護治療し、自分の飼い猫として室内で穏やかに老後を送ってもらおうと決意されたそうです。
しかし、これまでに去勢手術で1回、歯の治療のために1回、と2回ほど通院のために捕獲器で捕まえているため、捕獲器には全く寄りついてくれなくなってしまったそうです。
困って、一度は普通の便利屋さんに捕獲を依頼したものの、大きな箱を持って追いかけ回すという捕獲方法だったそうで、捕まらないだけでなく、しばらく人間不審に陥ってしまったそうです、、。
悩んであれこれ探す中で、保護猫専門の便利屋さんである「ねこから目線。」にたどり着いてくださり、捕獲のご依頼をくださいました。
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捕獲当日、朝日が昇る前に現場で待ち合わせます。
依頼主さんに普段のご飯の場所を教えていただき、警戒心の強い子向けの捕獲器を設置します。
準備ができたところで、依頼主さんにいつものようにご飯を置くふりをしていただいて、いつもの場所から見守っていただきます。
ターゲットのおじいちゃん猫が捕獲器のご飯を食べはじめたら、合図を送ってもらいます。
張り込むこと10分ほどで、依頼主さんから合図が!
捕獲器を目視できる場所にスッと移動して、ターゲットのおじいちゃん猫さんがメインのご飯に口をつけたところで、捕獲器を作動させ捕獲完了です。
おじいちゃん、驚かせてごめんなさい。
動物病院で診察してもらえるように、洗濯ネットにおじいちゃん猫を入れ、キャリーに入れてお手伝い完了です。
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動物病院での検査の結果、腎不全のうえ、肝臓も悪くなっていたそうです。
治療をしてもらい、依頼主さんのお家で穏やかな余生を送れますように。
素敵な依頼主さんに感謝です。