O市で保護の為の捕獲のお手伝いでした。
何かで揉めているのか、1年近く工事が進まない工事現場を住処にしていたノラ猫さん。
だいぶお年の老年さんで、これまでにTNRをしようと捕獲を試みたこともありましたが、捕獲器に全く入ってくれなかった賢い猫さんでした。
とはいえもう10歳近いので、妊娠することは無いだろうと思っていたら、今年の春に元気な子猫を4匹も工事現場で出産したそうです。
ベテランお母さんは子育ても上手で、スクスクと子猫たちは育っていきました。
TNRにするのか、保護するのか、依頼主さんたちはすごくすごく悩まれていました。
TNRにしよう、と決断しかけた矢先に1年以上放置されてきた工事が再開されてしまいました。
簡単な柵しかなかったのに、背の高いバリケードが作られ、猫たちの居場所はどんどんなくなっていきます。
悩み抜いた末、工事現場の中の世界しか知らない子猫は保護、母猫はTNRすることにされました。
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早朝4時、現場に集合します。
バリケードの中にいるもののゲートの近くで子猫たちは待っているようです。
捕獲器を設置すると、すぐに子猫2匹が入ってくれました。
あわわ、すごく鼻水が出ています、、
あまり状態が良くなさそうです。
続いてもう1匹。
わー、、同じく体調悪そうです。。。
立て続けに3匹が捕まったので、警戒してもう1匹の子猫と母猫さんはバリケードから出てきてくれません。。
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しばらく時間を置いてから、捕獲器の設置場所を変えて待つこと数分。
母猫さんが入ってくれました。
あとは子猫さん1匹です。捕獲器の途中までは入ってくれたのに、警戒して出てきてしまいました。うーん、惜しい。。。
残念ながら初日はタイムアップです。
途中まで捕獲器のオヤツを食べても安全に出て来れた経験をしてしいるので、明日はきっともっと奥まで食べ進んでくれるはずです。
翌朝リベンジしてもらうために、捕獲器を一台依頼主さんに預けて、4匹をねことわたしスペイクリニックさんに搬入しました。
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そして、翌朝
「捕まりましたー!」
と依頼主さんから連絡をいただき、最後の子猫さんをねことわたしスペイクリニックさんに搬入してお手伝い完了です。
シニアの母猫さんは、妊娠しているわけではないのにお腹がパンパンで、手術できる状態ではなかったそうです。
あれだけ捕獲器を警戒していたのに、今回はあまりにも素直に捕獲器に入ってくれたのは何か理由があったのかもしれません。
できる範囲で母猫さんが楽になる処置をしてもらい、ボランティアさんが終生保護することになったそうです。