スタッフ小池です。
「狭い排水溝の中で子猫が3日間鳴き続けている。一刻も早く保護してあげたい。」
という緊急のご依頼でした。
現場にお伺いし状況を聞くと、赤い矢印の溝から子猫の鳴き声が聞こえるとのことでした。
確かに、赤い矢印の排水溝のさらに下に筒があり排水溝の両端から子猫の鳴き声が聞こえます。
直径10cm長さ3mほどの配管の中を確認します。
が・・
子猫は居ません・・。
もしや、さらに別の配管があるんでしょうか?
落ち着いて、周知して子猫の鳴き声を聴きなおすと・・
左の壁の中と、ガレージの天井から鳴き声が聞こえます!
上でした。
おそらく中に空洞があるため、かなり響いて場所の特定が困難ではありますが、この場所で間違い無さそうです。
おそらく屋根かどこかの隙間からノラ猫のお母さんが入り込み、ガレージの天井裏で子猫を産み育てていたものの、子猫がよちよち歩き始めて1匹は壁の隙間に落ち、1匹は母猫が入れない辺りに入り込んでしまったのではないかと思います。
子猫を傷つけないように壁を壊す、天板を外すとなると、工具も技術のある人手も必要になります。
そこで、私が工務の猫への愛情において絶対に信頼している方にスケットを依頼しました。
すぐに駆けつけてくれることになり、家主さんからも修繕することを条件に穴あけの許可をいただくことができました。
天板は比較的簡単に外すことができました。少しできた隙間から飛び出してくる子猫さん。
無事1匹保護完了です。
続いて大変なのは壁です。
猫が居る辺りに穴を開けないといけませんが、子猫を傷つける事態は絶対に避けなければいません。
慎重に穴を開け、壁を外していきます。
子猫がいました!
が、絶妙に邪魔なところに板があります。
子猫さんはニャーニャー隙間から訴えかけてきます。
一人が子猫を押さえつつ、板を切っていきます・・
そして、やっと・・
するっと・・
2匹目の子猫さん保護完了です!!
良かったーー!!
2匹とも依頼主さんが保護し、里親募集をしてくださるそうです。
壁修繕の見積もりを猫に優しい工務店さんに依頼し、一旦お手伝い完了です。