車の往来が激しい都会のど真ん中。車線端で動けなくなった小さな子猫を発見し、保護しようと近寄ると、中央分離帯に逃げ込んでしまい、居場所がわからなくなってしまったそうです。車がビュンビュン行き交う中、なかなか捜索が上手くいかず、警察や消防に助けを求めるも、対応してもらえなかったそう。藁にもすがる思いで、何とか子猫を助けて欲しいと、ねこから目線。に、ご相談くださいました。

翌日、現場に到着して間もなく…とてつもない雷雨に!!土砂降りの雨で視界が悪く、雷の爆音に恐怖を感じ、ひとまず車でぐるぐる回りながら探すも見えません・・。

なかなか鳴り止まない雷雨。次の現場もあり、タイムリミットが迫る中…仕事切り上げてきました、向かいます!と、助っ人様から連絡が!

次の現場があり、長居できない事が分かっていたので、近くのボランティアさんに協力の相談をしていたところ、かけつけてくださることに!!

ありがたいです!!

そして、雨も止み始め、中央分離帯へ捜索に。すると、茂みの中に目を真ん丸くして身を潜める子猫を発見!

左右ともに、車の往来が激しい現場。場所が場所なだけに、万が一飛び出すと危険なので、刺激しないように、そっと捕獲器を設置し待つことに。

ここで、次の現場がある梅本は一旦切り上げ、助っ人さん方にお願いしました。そして、そこから助っ人さんに捕獲器をもう1台持ってきていただき、挟み撃ち捕獲作戦開始です。

前日から食事をしていないであろう子猫さんが、すぐに食いついてくれそうな唐揚げなどを購入してきてくださった助っ人さん。近くに置いてみるも、1時間、2時間…変化なし。依頼主さんも仕事を終え、駆けつけてくださりました。

しかし・・5時間待っても動く気配なし。

ただただ時間が過ぎていくことに心配、焦りが出始めます。

そんな時、違う現場で、張り込み捕獲をしていた小池が保護を終え、22時頃子猫現場に合流しました。

捕獲器の確認に行った際、パトカーに呼び止められたりと、トラブルはあったものの、ついに!

捕獲器に入っていることを確認!!

無事に保護出来ました!!可愛いちょび髭模様の黒白さんです!

依頼主さん、助っ人さん、皆んなで大喜びです!

保護されてすぐ、ごはんもよく食べ、さっそくお腹を出して甘える子猫さん。怖かったよね。。行きたいとこにも行けず、あの雷雨の中、道路を渡らずよく耐えてくれました(泣)

依頼主さん、助っ人ボランティアさん、ねこから目線。で待機しながら話している中で発覚した事なのですが、今回依頼主さんがねこから目線。に連絡していただいた経緯は「中央分離帯 猫 保護」で検索した結果、2年前の「子猫の緊急保護」のブログを見つけられた事がきっかけだったそうです。

実はこの2年前の中央分離帯での緊急保護案件は今回助っ人に来てくださったボランティアさんが初めてねこから目線。に依頼してくださった現場でした。

なんとも面白い巡り合わせですね。

そして、そして、なんともありがたいことに助っ人さんが子猫さんを保護してくださることに!

初期医療費は依頼主さんがご負担くださいました。

強運の持ち主の子猫さんは、リリーちゃんと名付けられ、これから里親さんを探されるそうです!!

たくさんの優しい方々のご協力により繋がった命。本当に無事で何よりです!!

リリーちゃんにまた素敵なご縁がありますように!