スタッフ小池です。

依頼主さんが東京から大阪に観光に来たところ、ビルの隙間から子猫の鳴き声が聞こえ、消防に通報し来てもらったものの「壁を壊さないとレスキューはできない。自分で出てくるでしょう。」と言われしまったそうです。でも子猫が心配で、今日帰る予定の新幹線もキャンセルして大阪に残り、「捕獲に来てもらえないでしょうか?」というお問い合わせをねこから目線。に依頼してくださいました。

消防が壁を壊さないと無理だと言った現場に行って対応できるのか自信はありませんでしたが、依頼主さんの並々ならぬ覚悟が伝わってきたので、ひとまず現場にお伺いすることに。

ちょうど空いていた藤久と2人体制で、あれこれ役に立つ可能性がありそうな物を携えて現場に行きました。

・・・

現場にお伺いし、横向きになれば、ギリギリ進める幅のビルとビルの隙間を進んで行きます。

すると、少し広い窪みがあり、ブロック塀と壁の隙間から鳴いていることがわかりました。

隙間を見ると、屈強な消防士さんでは入れなさそうですが、ヒョロイ私たちならギリギリ入れるんじゃないかというスペースでした。

無理やり隙間に入って状況を確認すると、ブロック塀と壁の隙間に子猫が居ました。赤丸の茶色毛が微妙に見えているのが子猫さんです。

手を伸ばしても届かない距離ですが、なんとかできそうです。

ただ、いきなり保護しようとして、子猫さんが怖がって移動し、対応不可能な場所に行ってしまうと困るので、奥が行き止まりかどうかスコープで確認します。

そして、奥が行き止まりであることを確認できたので、捕獲に移ることに。

網は無理そうなので、洗濯機の裏に落ちてしまった物を取る時に使うマジックハンドで手の長い藤久が挑戦。

ギリギリ届く距離で、数分の試行錯誤の末・・

「掴めました!!」と満面の笑顔!笑

ちっさ・・・!!これは自分では出てこれないサイズですね。依頼主さんが諦めないでくださって良かったです。おそらく、母猫さんが移動させる過程で隙間に落としてしまい、諦めてしまったのかなという状況でした。

子猫は依頼主さんが東京に連れて帰って、飼い猫にする事はできるそうなので、まずは応急処置をしてもらう為に、一犬猫病院さんへ!

体重はちょうど100g。

凄い量のノミに寄生され、体中汚れて、小さな足や手には痛々しい擦りむいた傷がありました。

怪我の治療とミルクを飲ませてもらい、新幹線で東京まで運ぶ道中で体温が下がってしまわないように、保温ボトルつきの即席ダンボールケージを作ってくれました。また、新幹線の中で鳴いてしまった時ように、シリンジにミルクも入れて持たせてくださいました。

そして、そのまま新大阪駅までお送りし、東京に帰って行かれました。

子猫さんが居た場所はとても人通りが多い場所なのに、大阪の人が全員素通りしてしまった中で、東京から来られた依頼主さんが孤軍奮闘してくださったことが有り難くて、お手伝い費用はお釣りは猫に使ってね基金から捻出することとし、ご請求無しとさせていただきました。

「お釣りは猫に使ってね!」と言ってくださった皆さま、ありがとうございました!!

・・・

その後、依頼主さんから、東京に帰った晩に目が開き、体重も100g→148gに順調に増えてます!

と、お写真いただきました!

スクスク育って大きくなーれ!

素敵な依頼主さんに感謝です。

・・・

ねこからトークナイト申込み受付中!もうすぐ締め切りです!

ねこからナイト次回は8月10日です!!

オンザコート様とのコラボウエア販売中です!

リュックとTシャツが新しく出ました!!!

今はペットシートや消毒が嬉しいです!

ギフトを送ってくださった方にはささやかながら、オリジナルのthank youステッカーをお送りさせていただきます!ギフト送ったよフォームよりご連絡ください!

次回の譲渡会は8月9日です!