バックオフィス秋本です。
大阪の新人スタッフ、中川・小前の対談、後編始まりまーす。
前編はこちら
Q7.ねこから目線の教育体制や、先輩方のサポート体制などでエピソードがあれば教えてください。
小前(左):
自分が入社した直後に現場で先輩から言われたのが、「同じ現場は絶対ない。それぞれの現場に最適な手段があり、それぞれのスタッフの捕獲方法があるので、自分なりの捕獲手段の選択を上手にできるようになって。」と言われたんです。
最初は様々な現場を先輩と一緒にまわるんですけど、「小前なら捕獲器、どこに置く?」と藤久さんが言ってくれて…考えて考えて、で、身についていく気がします。
あと、自分の捕獲段取りに不安が生じたら、LINEでグループに投げるんですけど、すぐに誰かしらがヘルプしてくれるのはとっても心強いです。
中川(右):
親子猫の捕獲現場で、どういう順番で捕獲するのがベター(順番を間違えると全頭捕獲が困難になるケースがある場合)なのか迷ってしまった時、すぐに他のスタッフに電話して確認をとります。そのSOSに必ずどなたかが反応してくれ、フォローしてくれるという、その安心感はとってもありますね。
逆に、命、生きているものに関わる仕事が初めてだったので、戸惑いはありました。猫は飼ってはいますが、やはり様々なシチュエーションで生きる多くの猫たちに関わるとなると不安が大きかったですね、今もそこは先輩たちを見ながら学んでいます。
小前(左):
私も不安だなと思うことはすぐに聞くようにしていて、やはりそれに対してちゃんと反応してくれているのでとても安心感があります。でも何が不安かってまだまだ電話相談は自信がないです…。
中川(右):
電話対応は私もそうですね。TNRの捕獲依頼が初めての方とか、ご年配の方とかに対して、先方の不安を解消してあげるっていうのがとても難しいんです。経験を積んでいって、知識を備えていきたいと思っています。
あと、先輩たちがいつも捕獲現場で「捕獲器一つ、どう置くのか」、から目を光らせてチェックしてくれているので、経験が浅いうちも結果的に失敗せずに済んでいることもあり、とても有難いです。
Q8.仕事をしていて一番嬉しかった瞬間は? 達成感ややり甲斐を感じたエピソードをください。
中川(右):
印象に残っているのは、常連さんからの依頼だったんですけど、猫に嫌がらせをする人が近所にいて、猫に危害を加えるようなことも言われていて、なるべく早く保護してほしいと言うケースだったんです。
当日現場に着いたら、その猫嫌いの方が待ち伏せされていて捕獲どころではなく…。ヤキモキしながら翌日も伺い、何とかターゲットの子を捕まえることができたんですね。殺されるかもしれないと不安がってらっしゃった依頼主さんが泣いて喜んでくれたのと、猫さんが被害を受けることを避けられて本当に良かったと思ったケースでした。
小前(左):
そうですね、私もご依頼の電話で詳細を伺った時から近所方々の理解が得られず餌を与えることも良しとされないような場所に暮らす猫たちを保護したいという内容だったのですが、なんか中川さんのケースと似てるかな…で、その方も捕まった後泣いてはって… 同じ感じですね(汗)とっても印象に残っているんですけど。。
中川(右):
じゃあ私、別の印象に残っている現場をお話しますか(笑)
親子4匹の保護のための捕獲依頼だったんですが…(捕獲手段の選択はとても繊細な判断が必要ですが、とてもマニアックで長くなるので端折ります(笑)気になる方は直接聞いてみてください)。
結果、4匹を無事に捕獲しきれたこと、本当に嬉しかったんです。
小前(左):
本当に色々な思いをもった依頼主さんがいらっしゃいますし、様々な現場がありますね。
Q9.まだまだ馴れない部分もあると思いますが、今まで経験した中でしんどかったこと、辛かったエピソードがありますか?
中川(右):
不妊手術済みの子の保護のための捕獲依頼だったんですけど、いつもは食べに来るのに今日は何故か来ない、という状況で…直後、依頼主さんの家の裏で動けなくなっていたのを見つけたと連絡があり急行したんですけど、外傷はないけど全く動かない状態でした。急ぎ病院へ搬送しましたが、治療の甲斐なくそのまま亡くなってしまったんですね。入社後、猫さんが亡くなってしまう現場に立ち会ったのが始めてだったので本当に悲しかったし辛かったです。
小前(左):
私がなかなかしんどいなと感じているのは、依頼者さんからお金をいただいて動く会社なので、依頼者さんが費用を支払えない場合に動いてあげられないケースがあることですね。でも、このような活動は元々ボランティアさん頼みでまわっていたこともあり、結果ボランティアさんたちが疲弊してしまって活動が途中で終わってしまうことを避けるために、事業として持続可能な形で作り上げているものだとも思いますから、そこは割り切っていくしかないかと思っています。
Q10.オン・オフの過ごし方(仕事とプライベートのバランス)はどうですか?
中川(右):
私はオフの時間にやりたいことが多すぎて、正社員からパートタイム勤務にさせてもらったんです。ワークライフバランスというところで言うと正直難しいですが、ねこから目線の先輩方は、もうこれがライフワークという方が多い感じがします。
小前(左):
自分はまだ入って日が浅いからか、しっかり休ませてもらってます。オンの時は頑張るし、オフの時は好きな車に乗って出かけてます。外に出ると元気になるんです、自分。
Q11.新人としてこれから入社する人に一言、もしくは世の中に対して一言。
中川(左):
名前の通り、ねこから目線に考えてくれる人がもっと増えていけばいいなと思います。
小前(右):
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