スタッフ小池です。

O市で保護のための捕獲のお手伝いでした。

ノラ猫さんの多い場所で、人通りの多い茂みから出てくる黒猫兄弟(?)が今回のターゲットです。

数年前に突然現れ、その時には既に不妊手術済みの印の耳カットが2匹ともあったそうです。

一匹は生まれつきなのか、事故にあったのか前足が悪く、ピョコピョコと肘を使って一生懸命歩いています。

もう一匹の猫さんが、そんな足の悪い猫さんのことをいつも守っていて、足の悪い子がご飯を食べている時に他のノラ猫が来たら追い払い、歩く時はペースを合わせてゆっくり歩いてあげているそうです。

はじめは、経過心の強かった2匹ですが、多くの人にご飯をもらって可愛がってもらったおかげで最近は、餌やりボランティアさんは触れるようになったそうです。

そんな中、守り手の猫さんが耳の後ろを怪我してしまったそうです。なかなか治らず、皆んなが心配していました。

『一匹は足が不自由だし、一匹は怪我が治らないし、、、。もう、見てられない!保護する!』

とボランティアさんが決意され、ねこから目線。に捕獲の依頼をくださいました!!

状況としては

●一回は捕獲器で捕まっているハズなので、普通の捕獲器では難しい可能性が高い。

●餌は色んな餌やりボランティアさんが、猫さんが居るところにデリバリーする形のようで餌の場所が決まっていない。

●餌やりさんが沢山いるので、常にそんなにお腹は空いていない。

そして、絶対条件として

●「2匹同時に捕獲してほしい。」

というご依頼でした。

これが長期戦の捕獲作戦となりました。。

・・・

【トライ初日の朝】

早朝に現場に集合しますが、ターゲットの一匹が出て来ず断念。

【トライ2日目の朝】

2匹とも出来てきました!

が、一匹だけは入ってくれたものの、足の悪い子がなかなか警戒心の強い子向けの捕獲器に近寄ってくれません。

そして、餌やりさんが沢山集まってくれるので、たった1時間ほどで7人ほど現場に集まってしまいました。

朝はあまりにも人が多く、猫もソワソワしてしまうので、夜にリベンジすることに。

【トライ2日目夜】

夜の餌やりさんは餌場が固定だったので、そこに警戒心の強い子向けの捕獲器を設置して待ちます。

夜の餌やりさんが登場してくださってから2匹ともご飯を食べに出てきてくれたものの、、2匹同時に入ってくれず断念、、、。

でもこの感じならタイミングさえ合えば保護できるはず!

【トライ3日目夜】

トライ4回、、、今度こそ捕まえたい、、、

餌やりさんが来られる前に捕獲器を設置します。離れて待機していると、、

すると、ターゲットじゃない白猫君が捕獲器の中を陣取っています、、汗

手前でターゲットの黒ちゃんタジタジです。

餌やりさんが登場され、ご飯を捕獲器内へ。

やっぱり、先に白猫君が食べます。

近くで順番待ちする黒ちゃん。

ん?しっかり食べてるのに白猫君のお尻が捕獲器からはみ出してます。

餌の場所が手前すぎる可能性があるので、餌やりさんに再度ご飯を入れ直していただきました。白猫君グッジョブ!!!

順番待ちしていた黒ちゃんがすぐに食べ始めます。

すると、左手から足の悪い黒ちゃんが少しずつ近づいてきました。

警戒しつつもだいぶ近くまできました。

2匹仲良く食べてくました!!

捕獲器を作動させて保護完了です!

良かった!!!泣

依頼主さんご指定の一犬猫病院さんに搬入してお手伝い完了です!

ノミダニ駆除や血液検査諸々をしてボランティアさんのお家に行くそうです。

これからは安心して毎日を過ごせるね。

かなり長期戦になってしまい、ボランティアさんたちにもお手間を取らせてしまいましたが、無事2匹を離れ離れにすることなく保護することができてよかったです!