スタッフ藤久です。

敷地内でご飯をあげている猫さんがご飯を口にする時に大きく鳴いて痛そうにしているため、病院で見てもらいたいとご相談をいただきました。

すでに手術が済んでいる地域猫さんで、ご自身では捕獲できないということで捕獲日を決め、こちらで捕獲からさせていただくことに。

いざ現場へ…!

捕獲器の設置を猫さんに見られないように少し早めお伺いし、捕獲器の設置と軽いヒアリングをしている時に、依頼主さんから「ターゲットの猫さんはいつも手ですくってご飯を食べるんです。」と言われました。

え?っと驚きのあまり一瞬手を止めるも、まあ捕獲器の中では他の猫さん同様、通常の食べ方で食べるだろうと思い直し、依頼主さんへもそうなるかもとお伝えして設置を終え、隠れました。

時間になると鳴きながらるんるんでご飯のところへきました!

見慣れない物に少し戸惑い、躊躇しながらも中へ入ります。

あともう1歩!というところで止まり、あれっと思ったら…

なんと依頼主さんがおっしゃったように手を伸ばしてご飯をすくって食べ始めたのです!

あ、本当にそうなんだ…と驚いたものの、落ち着いて食べているようなので捕獲器を作動させ無事に捕獲できました。

確かにお口の状態は悪そうで、捕獲後はすぐに「のらねこさんの手術室」さんへお届けし、やはりお口の状態は悪かったようで…後日、抜歯などの治療していただきました!

お外の猫さん、病院へ行ってもできることには限りがあり必ず治るという保証はありません。

しかし、病院へ行くことでその子の後の生活が楽になる可能性はあります。

捕獲して病院へ連れて行く、連れて行かない。

どちらも間違いではないと思っています。

どちらの選択も猫さんの事を思い、負担やメリットを天秤にかけて悩んだ末の決断だと思います。

悩んだ末決断し、ねこから目線。を頼ってくださったご依頼主さん。

そしてお外の猫さんに対して親身になって治療をしてくださったのらねこさんの手術室さんへは感謝しかありません。

治療を受けた猫さんが少しでも楽に生活できていますように。

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