こんにちは。東京スタッフの小松です。
今回は区の助成金を使って、費用を押さえてお庭に来た一家のTNRのお話です。
いつからかご飯を食べに来た模様のよく似た3匹の家族。
次の春に子供が増えないように何かできないかと、頼ってくださいました。
相談をもらった時、まだまだ都心にも野良猫いるんだなぁと思いました。
最近になり、母猫は子供に敵意を向ける様になり、子猫も自立しているのか1匹来る頻度が少なくなっているとのこと。
TNRはバラバラでやるより、まとめてやった方がいいので、急ぎスケジュールを組みました!
ご飯の時間は母が昼、子供が夕方と分かれているので1匹ずつ確実に捕獲する作戦です。
母親のごはん時間は14時~16時ごろとのことで、14時前に捕獲機を設置。
が、今日に限って母猫がいつもくつろいでいるという隣の公園で伐採作業中…
かわりに子猫が1匹やってきました。
なんと最近来る頻度が落ちていた方の子猫です。
捕獲機の周りをぐるぐる。
入口のごはんを食べると外に出て、入口の反対側から手を伸ばしてチョイチョイっと食べようとする子猫。捕獲機の違和感を感じ取ったのでしょうか。賢い!
食べれないと諦めて再度入口からご飯を食べますが、後ろ足を捕獲機の外に出して、アキレス腱伸ばしのような体勢。いつでも逃げられる体勢です。賢可愛い。無事に捕獲できました。
捕獲機を回収して、次をセットしようと思い窓を開けると、もう一匹の子猫がこちらを見上げてスタンバイ、目が合ってどっきり!
お部屋の中に入りたそうにしているとのことだったので、床が汚れないようにブランケットを敷き、その上に捕獲機をセット。
カーテンでこちらの姿を隠しながら、そおっと窓を拳2個分くらい開け、私は別室で待機。
直立姿勢で中を観察する子猫。体勢がこれまた可愛い!
すぐにご飯を食べに来たところで無事捕獲です。
最後はお母さん。ちょうど捕獲機を置くタイミングで伐採の音が止んだので、やったー、と思っていたら出待ちしていたお母さんと目が合ってしまい、びゃっと逃げてしまいました…
しかし戻ってきたお母さんの姿を見て、安堵。
けれどクンクンしたあと、捕獲機をスルー、どこかへ行くお母さん。
10分後再度やってきて、パクパク食べるお母さん。
無事に捕獲できました!
目が合っただけで警戒心が高まったお母さんは、食べたい気持ちを見事に隠して、「どうでもいい」と言わんばかりにごはんを1回スルー。
猫ってとってもポーカーフェイス!
今回は10月末までの区の不妊手術費の助成金が11月末まで延長されていることを、依頼者さん自身で調べてくださり、費用も押さえてTNRをすることができました。
市町村によっては助成金を出しているところもあるので、それらを活用することで、金銭的負担も軽減して保護活動をすることもできます。
ではまた!
ねこから目線。東京のほしい物リストです!