TNRのお手伝いのご依頼でした。

依頼主さんは、昨年からお家の周辺のTNRを積極的に取り組まれている猫ナースさん

ノラ猫たちの妊娠率が高くなる前にTNRをしたい猫がいます、とご連絡くださいました。

お家の周辺で見かけるノラ猫さんがいつどこでご飯をもらっているのかリサーチされたそうです。

そして、予想以上にご近所に餌やりボランティアさんが居られたことを発見し、TNRの協力をとりつけたそうです!

猫ナースさんは捕獲器をお持ちなので、ねこから目線。は病院の送迎のお手伝いです。

・・・

捕獲日初日、ターゲットの白猫君が捕獲器に入ったものの、暴れて逃げてしまったそうです(>_<)

翌日リベンジするも、捕獲器の奥まで入ると危険だと理解してしまった白猫君。

見事にギリギリまで食べて食い逃げしたそうです。

賢いです。

一度捕獲器で怖い思いをすると、二度と捕獲器に入ってくれない猫さんも多いです。

そこで、一旦捕獲を延期して1週間かけて捕獲器慣らし作戦を実施していただくことに。

・・・

そして約1週間後、3度目の正直の日。

どーん!と立派な白猫君の捕獲に成功したそうです。

「捕まりました!」

のご連絡をいただき、白猫君をお迎えに行って一犬猫病院さんに搬入してお手伝い完了です^ ^

手術翌日。捕獲現場に白猫君をお送りします。

餌やりボランティアさんにも見守られながら、さくらねこデビューした白猫君。

・・・

「妊娠シーズンに入る前にTNRしたい!」

とご依頼をくださった猫ナースさんはじめ、1月はコアなボランティアさんからのご依頼が多いです。その一方で、一般の方からのご依頼はとっても少ない傾向にあります。

1月からノラ猫さんたちがどんどん発情期に入ってきています。

これは、年間7,652匹の不妊手術をしているのらねこさんの手術室が出している統計です。

毎年、3月は妊娠率がピークになります。

3月後半からはどんどん産まれていきます。

猫は交尾をした刺激で排卵する動物なので、交尾をすればほぼ100%の確率で妊娠します。

そして、約2ヶ月後に1〜8匹の子猫を出産します。

目視でお腹が大きく見えるのは、すでに妊娠後期に入っています。

「ずっとご飯あげているノラ猫のお腹が大きくなってきたから急いでTNRをしたい」という一般の方からのご依頼が3月頃が急増します。

でも、妊娠していると母猫さんの手術の負担が大きくなります。傷口も妊娠後期になればなるほど大きくなります。

もし、今ご飯をあげているノラ猫さんが発情期に入っているのであれば、確実に2ヶ月後には出産します。

それを知っているから、コアなボランティアさんからは、どうしても捕まらないノラ猫さんの捕獲のご依頼が1月に入ります。

発情期がくる前に、妊娠する前に、できればTNRしてあげてください。

猫さんのためにもTNRのピークは出産シーズンの春ではなく、発情期前の10〜1月であるべきです。

TNRのご依頼お待ちしています!