スタッフ小池です。

引越し当日に、いつもと違う雰囲気や知らない人にパニックになった飼い猫さんが天井裏に入り込んでしまったそうです。

困ってしまい、消防を呼んで天井と壁に大きな穴を開けて捜索してもらったものの、見つからず3日も経ってしまった。鳴き声がするのでどこかに居ることは間違い無い。という相談でした。

天井に穴を開けても見つからないとなると、天井から壁と壁の隙間などに落ちてしまっている可能があります。

救出するためには壁に穴を開けたりする必要が高そうなので、私が信頼する猫好きのリフォーム会社、(株)ROLEさんにも協力を要請しました。

ROLEさんと合流し、現場で依頼主さんから状況をお伺いします。

パニックになった猫さんが入り込んだのはこのコンロの下の隙間だそうです。

そこから中の空間を登り、天井裏へ。登った柱のある空間は消防の方が穴を開けていました。

柱の空間からは天井に続いていた為、隊員の方が天井に大きな穴をさらに開けたそうです(こんなに開けなくても・・)。

あとは、穴付近にご飯を置いていたら出てくるでしょう。ということだったそうなのですが、3日経っても餌は減らず、どこかで鳴く声が時々聞こえるのみだったそうです。

天井裏を覗かせてもらうと、かなり見通しが効く上に、そんなに広くありません。ぐるっと見渡しても猫さんの気配はありません。

鳴き声がする辺りを聞くと、トイレとキッチンの間の壁の辺りから聞こえるということなので、一旦壁に小さな穴を開けて、スコープで中を確認することに。

ROLEさんに開けてもらった穴から中をスコープで覗くと・・

あれ・・居ません・・。

やみくもに穴を開けてしまうと、修繕費が恐ろしいことになってしまうので、トイレの換気扇を外して他に隙間が無いのか確認することにしました。

私のスマホをROLEさんに託し、腕だけ突っ込むことができるサイズの換気扇の穴からROLEさんが隙間がある可能性があると思う箇所を撮影していきます。

私はアップルウォッチから中の様子を確認とシャッター係をします。連携しながら複数の角度を撮影していきます。

すると・・・

換気扇の奥の柱周りに空間がありました!

ROLEさんに限界まで腕を伸ばしてもらい、奥に到達したであろう瞬間にフラッシュ撮影すると・・

居ましたー!!!

これは自力では登ってこれなさそうですね。コンロの下から天井裏に登って、その奥の隙間に落ち、戻ってこれなくなってしまったようです。

猫さんが居る箇所にピンポイントで穴を開けてもらいます。

穴を開けた音で奥に逃げてしまったため、手前に捕獲器を設置して切り上げました。

やっぱり専門の業者さんの穴は綺麗です・・

無事、穴から出てきて飼い主さんと一緒に引っ越すことができました!!

・・・

今回は、(株)ROLEさんとの初めての協働レスキューでした。

壁の中に落ちてしまった猫さんを保護する場合、建築の知識と工務の技術がある業者さんと一緒に入る方が絶対に効率が良いし、家へのダメージも最小限に抑えられるよなーと以前から考えていました。

ROLEさんは、私(小池)の引越し先(25年空き家だったかなり超古い物件)のリノベーションや、保護猫部屋の脱走防止柵など作っていただいた会社さんです。

会社に毎日のように侵入してくるノラ猫さんのTNRも会社として実施してくださったりと、大の猫好きスタッフで構成されています。

小池家の保護部屋の窓に作ってもらった開け閉めできる柵

レスキュー以外にも、猫と暮らすネコリノベをしたい方、需要があるなら、ROLE × ねこから目線。でネコリノベをサポートとします!お気軽にご連絡下さい。笑