スタッフ小池です。

「ご飯をあげてお世話をしていたノラ猫さんが、突然骨折してしまったようで前脚をプラプラさせながら歩いている。その子の治療と他のノラ猫さんたちのTNRをしてあげたい。」

というご依頼でした。

送られてきた写真を拝見すると、左前脚が痛々しい方向に曲がっています・・。

・・・

捕獲日。夕方に依頼主さんのお宅にお伺いします。

まずはお家にご飯を食べに来るノラ猫さん1匹を捕獲します。

「もうそこで、ご飯を待っています。」

と依頼主さんに促されてお家の脇を覗くと

めちゃくちゃ可愛い猫さんが待っていました。

大きめの捕獲器を設置して、待つこと10分ほどで無事保護完了です。

驚かせてごめんね。

・・・

続いて、メインターゲットの怪我猫さんが現れる現場に依頼主さんご家族と向かいます。

家族総出でノラ猫さんの心配をしてくださっている素敵なご家族でした。

現場に到着すると、数匹の猫さんがスタンバイしていました。

怪我の猫さんを含め、4匹の中猫さんがターゲットです。

その他にもTNR済みの成猫さんが数匹いらっしゃるので、捕獲器を手動にして設置して様子を見ます。

捕獲器にはキジトラさんが入っていき、反対側からターゲットらしき猫さんが顔を覗かせています。

キジトラさんに続いて、ターゲットらしき猫さんも捕獲器に入ったのを確認して扉を閉めます。

メインターゲットの猫さんを保護できて良かった!!と捕獲器を確認すると・・

あれ、お手手治りました?いえ、捕まったのは怪我猫さんそっくりの兄弟さんでした。汗

続いてハチワレ君も捕まりました。

これで残すはメインターゲットの怪我猫さんのみです。

全く気配が無い中待つこと約1時間・・

ひょこっと登場しました!!!

が、何故かUターン・・

ちょうど現場近くで人が多く集まる行事とかぶってしまっていたこともあり、なかなか近寄れないようです・・

あとはひたすら待つしかありません。

暗くなって人気も無くなってきたので、警戒心の強い猫さん向けの捕獲器を設置して、依頼主さんには一旦お家に戻っていただき、ひたすら現場で張り込みます。

約1時間が経過した頃・・

怪我猫さん登場しました!!!

警戒しつつも、捕獲器の中でご飯を食べ始めたことを確認して捕獲器を作動させて保護完了です!

良かったーー

痛いのに頑張ってご飯を食べに来てくれてありがとう!

TNRの4匹は伊丹ねこスペイクリニックさんに搬入し、怪我猫さんはレントゲンなどの設備のある一犬猫病院さんに搬入して診察と手術をしていただきました。

左前脚の脱臼と骨折に加えて深い穴が空いていたそうです。

しばらくは傷の治り具合や歩き方の様子を見ていきなが、治療方針を相談していくことになりました。

最悪断脚手術になる可能性もあるので、この子は依頼主さんご家族がお家の子として迎えてくださるそうです!

早く怪我の具合が落ち着きますように・・!

怪我猫さんにお釣りは猫に使ってね基金から10,000円カンパさせていただきました!

「お釣りは猫に使ってね!」と言ってくださった皆さま、ありがとうございました!!