スタッフ小池です。
地域猫活動をしている現場でどうしても捕まらず、出産を繰り返している黒猫さん捕獲のお手伝いでした。
【1日目】
現場にお伺いすると、パラパラと雨が・・
警戒心の強い猫さん向けの捕獲器を設置してボランティアさんとターゲットの黒猫さんを待ちますが、なかなか現れません。
ターゲット以外の地域猫さんたちはきちんとご飯を食べにきてくれています。
神頼みのはじめるボランティアさんたち・・。
雨が本降りなり、撤収しようとしたところで、ターゲットの猫さんが登場しました!
雨の降りしきるなか、警戒心の強い猫さん向けの捕獲器へ誘導を試みますがなかなか上手くいきません・・。この日は一旦諦めて後日リベンジすることに。
【2日目】
カラッと晴れた日に再度現場に集合し、ご飯場所が若干定まりきっていないターゲットの猫さん対策として警戒心の強い猫さん向けの捕獲器を2台設置して猫さんを待ちます。
すぐにターゲットの猫さんが登場しました。
ボランティアさんに誘導していただくと捕獲器のすぐ手前までは来るものの、頑なに中には入ってくれません・・。
他の猫さんたちが捕獲器の中のご飯を食べて安全に出て行く様子を見ても全く入ろうとしてくれません。
TNRできていない最後の猫さんだけあって、手強いです・・。
ボランティアさんと相談し、警戒心の強い猫さん向けの捕獲器に似せたダミーを作って慣らし作戦を実施することになりました。
・・・
かなり警戒心の強いターゲットの猫さん。
初めは捕獲器にも似ていないダミーの板が一枚あるだけでもご飯を食べてくれなかったそうですが、餌場の持ち主の方の協力のおかげでダミーを常設することができたことと、ボランティアさんが根気強くダミーの下にだけご飯を置くということを徹底してくださったお陰で少しずつダミーに慣れていってくれたターゲットの猫さん。
猫さんが慣れてくれたら、ダミーのパーツをまたひとつ増やして警戒心の強い猫さん向けの捕獲器の形に近づける、という作業を約1週間続けたところでしっかり捕獲器ダミーの中でご飯を食べてくれるようになったそうです!
が・・捕獲日が大雨になってしまい、さらに1週間延期することに・・
結果として2週間も捕獲器ダミーでの慣らしを実施してくださったボランティアさん。
【3日目】
いよいよ、捕獲日。
設置場所や手順、ボランティアの登場の流れなどを事前に打ち合わせし、ダミーと警戒心の強い猫さん向けの捕獲器に入れ替えます。
準備ができた所で、餌やりボランティアさんに登場していただきます。
すると、ターゲットの黒猫さん、すぐに出てきました。
若干警戒しているものの、すぐに捕獲器の中へ。
安全な場所に入ったことを確認して捕獲を作動させて保護完了です!!
超長期戦になりましたが、ボランティアさんの努力勝ちの捕獲作戦でした。
保護できた猫さんは、のらねこさんの手術室さんに搬入し、避妊手術の翌日に捕獲現場にリターンしてお手伝い完了です!