スタッフ小池です。

足に酷い怪我をおっているノラ猫さんの治療のための捕獲依頼でした。

ターゲットの猫さんは約2年前から何人ものボランティアさんや動物病院さんが捕獲しようと、様々なタイプの捕獲器や方法を試したものの、捕獲器があると全く餌場に出てこなくなってしまい捕まらないとの事でした。

既に、ねこから目線。でもよく使用する警戒心の強い猫さん向けの捕獲器も動物病院さんに来てもらい試し済みとのことでした。

そうなると、慣らしのステップを丁寧にやる方が確実そうです。

依頼主さんがターゲットの猫さんがいつもご飯を食べに出てくるマンションの自治会さんに話を通してくださり、ダミーの捕獲器とカメラ設置の許可を取ってくださいました。

捕獲器のような箱があると全く来なくなってしまうそうなので、まずはSTEP1の板があってもご飯を食べにくるようにする!です。

また餌やりさん以外の人が居ても出てこないそうなので、観察にはカメラを使うことに。

ターゲットの猫さんが懐いている餌やりボランティアさんはご高齢の為、依頼主さんがカメラの確認とダミーの形状変化を担当してくださることに。餌やりボランティアさんには白いお皿が置いてある所に餌を入れてください。と、1つだけお願いしました。

午後に設置し、その日の深夜にクリアしてます!と依頼主さんからLINEで報告が!いいスタートです。

続いては、ステップ②の位置に餌皿の移動をお願いします。次はワイヤーに足を乗せられるようになる!です。

これもあっさりクリアです!

ここからは少し難易度が上がります。ダミーをL字に変えてもらい、壁がある状態でご飯を食べるように慣らします。

4日目の朝ごはんにはクリア!続いてはさらに難易度が上がり、トンネル状にダミーを変形させ、その中心で食べるようになってもらいます!

このステップはクリアするまでに数日かかるかと思いきや、あっさり翌日にはクリアです。

もうこれは最短スケジュールで捕獲までいけそうです。トンネル状から片側に壁を作って行き止まりにして、最終形態に変形させます。

いつも入っていた側が封鎖されているので、少し戸惑った様子がありましたが、すぐにクリアです!

ここまでくれば、ほぼ大丈夫ですが念には念を入れて本番用の捕獲器に変えて最終確認をします。

慣らしのステップスタートから8日目で、きちんと捕獲器の踏み板を踏んでご飯を食べるところまで慣れてくれました。

そして、いよいよ捕獲日です!

餌やりボランティアさんとターゲットの猫さんが朝5時頃来られるので、4時頃に捕獲器を閉まる状態に変えて、不具合が無いかチェックし、奥に餌も入れて準備完了です!

そして車の中で待つこと1時間。

4:55頃ターゲットの猫さんが現れました!時間にかなり正確な猫さんです。

そして、捕獲器の中のご飯に気がつき30秒ほどて中へ!

無事保護完了です!!足の怪我がとても痛そうです・・これでやっと治療してもらえます。

5時過ぎにいらっしゃった餌やりボランティアさん、依頼主さんにお顔をみていただいてから、ねことわたしスペイクリニックさんに搬入してお手伝い完了です!

毎日通って指示通りに慣らしのステップを実施してくださった依頼主さんのお陰で、9日で保護まで辿り着くことができました。本当にお疲れ様でした!

猫さんの怪我が良くなりますように・・!!

ねこからナイト8月はお休み!次回は9月8日です!!

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迷子の依頼が急増しておりカメラが嬉しいです!