スタッフ小池です。
動物病院の帰りにキャリーが壊れて飼い猫さんが逃げてしまったそうです。
ペット探偵業者に捜査を依頼し、あるマンションの立体駐車場の車の下に隠れていることを突き止めてもらったそうです!
その業者さんが捕獲器を設置し、張り込んでくれたそうです。ですが、猫さんは車の下から動かないまま。
結石の病気を持っており、一刻も早く保護したいということで、ねこから目線。に捕獲のご依頼をいただきました。
ただ、車の下は四方に逃げられるため積極的に捕獲をするのはリスクがあります。捕獲器を設置して、ひたすら待つという選択をされる業者さんの気持ちもよく分かります。
積極的な捕獲をするリスクを説明すると・・
「でも今日で5日目なんです。」
5日目?!?!
てっきり今日か昨日逃げたお話かと思いきや、なんと捕獲器を仕掛けて動くのを待ってもう5日目になるそうです。
そこまで怖がって動けない子であれば、積極的な捕獲で良さそうですし、これ以上待って車が動いてしまう方がリスクです。
複数の捕獲器と猫用のタモ網を用意して現場にお伺いします。
依頼主さんと合流すると
「車もまだあるし、猫も居るんですけど、車が上がってしまっています・・」
と・・
あ、上がってますね・・
高く上がってある車と猫さん。
猫さんは相変わらず車の下に居ました。
まずは車を地上に下ろさないことには始まらないので、管理人さんに頼むべく入り口に回りますが、本日不在(捕獲作業の許可は探偵業者さんが取って下っていました)。
管理会社に電話するも、本日定休日・・。
・・・。
そうなると、最後の手段です。
ポストの部屋番号を見ながら、片っ端からインターフォンを鳴らして立体駐車場ユーザーの住民さんを探していきます。
三件目のインターフォンを鳴らすと、
「ギュイーン」
と自動ドアが開きました。
慌てて、宅急便では無い事と事情を説明しました。
「立体駐車場使ってるよ、降りますね」
とめちゃくちゃ紳士に協力を快諾してくださいました!
なんて良い人!!!
住民さんに車を地上に下ろしていただき、捕獲作戦スタートです。
前方側には紙袋と布で行き止まりを作り、逃げ込む場所に捕獲器を設置します。
左側面からの脱出経路は協力してくださった住民さんに見張っていただき、右側面からの脱出経路は飼い主さんに見張っていただく体制を作った上で、後方から猫用のタモ網で誘導を試みます。
ちょっとずつ前方の捕獲器の方へ移動する猫さん。
が・・
捕獲器の手前で座り込んで動きません。
でも、この位置であればタモ網で捕獲できるので、私が前方にまわり、ゆっくり怖がらせないように・・・確保完了です!!!
飼い主さんの新しいキャリーに入れてお手伝い完了です。
5日間も頑張ったね!!
快く捕獲にまで協力してくださった住民さんに感謝です。
またリスクを考えても積極的捕獲をすると決めた飼い主さんの英断にも感謝です。