スタッフ小池です。

「酷いケガをしているノラ猫さんが居て、治療をしてあげたいのにどうしても捕獲器に入ってくれない。関東なのですが、捕獲に来てもらえないでしょうか？費用も宿泊費も出します。どうしても保護してあげたいんです。」

という相談が年末にありました。

一緒に送られてきた写真にはかなり痛々しい様子の猫さんが・・。

しかし関東となると、車で行くだけ半日かかるので捕獲が１日だけだとしても3日間はスケジュールを空ける必要があります。そのため、普段は対応不可エリアとさせていただいています。

ただ、今は年末。

年末は動物病院さんか不妊手術はお休みの為、ねこから目線。スケジュールがかなり空いていました。

これは・・行けるかも！

ということで、関西で入っているご依頼はスタッフ梅さんにフルカバーしてもらい、私は関東へ向かうことになりました。

0時のリターン現場を終えてからそのまま関東へ車を走らせ、朝8時半過ぎに現場に到着しました。

依頼主さんと合流し、早速警戒心の強い猫さん向けの捕獲器を設置します。

ターゲットの猫さんの好きな食べ物はササミ。登場時間は朝10時頃、昼15時頃、と事前に依頼主さんがリサーチしてくださった情報を元に餌を設置してひたすら猫さんが現れるのを待ちます。

ひたすら・・待ちます・・

張り込み開始から約５時間！

ターゲットの猫さんが登場しました！！！

警戒心の強い猫さん向けの捕獲器をジーっと見ています。

が・・。

しばらく考えてからプイッと通り過ぎてしまいました。

誘導作戦に切り替えて、そっと大好物のササミを投げてみました。

色んな人からご飯をもらっているそうで、「人が投げた物＝ご飯」という認識がありそうなリアクションでした！いけそうだなと思い、捕獲器の方にササミの導線を作って離れます。

猫さんの様子を隠れて伺うこと約10分。

捕獲器の中の安全な位置で食べていることを確認して、捕獲器を作動させて保護完了です！！

驚かせてごめんね。ケガ治してくれるんだって。

・・・

病院に搬送してくださるボランティアさんにバトンタッチしてお手伝い完了です。

初の関東遠征捕獲でしたが、無事に保護することができて安心しました。

(帰りは年末の帰省ラッシュの大渋滞に巻き込まれ、11時間の車旅になりました・・。)

黒ちゃんのケガが良くなりますように。

ケガ黒ちゃんが私にとっては2021年の捕獲納めとなりました。

皆さま、本年はねこから目線。のブログを読んでくださりありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

猫さんと猫さんに関わる人たちが良い年を迎えることができますように。

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