スタッフ藤久です。
高架の真下に子猫がいて、2日前から降りられなくなっていると緊急の連絡が入りました。
すでに消防の方も2回程出動して保護を試みたが逃げ回り捕まえられないとの事でした。
連絡をくださった方に、通常通りの対応費用を説明すると、費用は全く出せないとのこと・・
でも、子猫さんが既に丸2日も絶食状態となると命の危険が迫っています・・。
お釣りは猫に使ってね基金から交通費等捻出し、依頼主さん不在で対応することになりました。
人の手が届かない場所という事もあり、現場へ向かう途中に消防署を訪ねましたが、既に2回出動してくださっているという事もあってかすぐに動いてもらうことは叶いませんでした、、、
ただ、とても親身になって対応していただき実際に現場を見てどうしようも無ければ連絡をくださいとおっしゃってくださいました!
消防署でのやりとりを終え、現場へ到着して辺りを見回しました…
上を見上げると、、
猫さん発見しました!
まだ子猫で、その場から動けず必死に鳴いていました…
捕獲器を設置すれば、なんとかなりそうですが、ねこから目線。でもっているハシゴでは届かない高さの為、再度消防署へ連絡を取りました。
本来であれば難しいと念を押されましたが、猫さんが目の前にいるという事で来てくださいました!!
すぐにハシゴを掛け、捕獲器の設置をしてくださいましたが、ネットに新たな穴は開けられないため先日消防の方が開けた穴から捕獲器を入れるも遠かったり、、ネットが思ったより沈み不安定だったりとなかなかスムーズにはいかず。
ここなら置けそうです!と、ブロックの上へ設置しカメラで撮影してくださいました。
若干の不安は残しつつもここ以外置けるところはなく、、ここでやってみることにしました。
次の問題は子猫さんのいる位置が捕獲器と離れていること。
捕獲器の方向から子猫の鳴き声を流すし誘導を試みます。
幸いにも子猫の鳴き声に反応してくれたので、捕獲器の横に音源を置き少し離れて様子をみることに…
すると数分で捕獲器の方へ歩いて行きました!
あとは捕獲器の閉まる音を聞ければ保護完了です。
うまく捕獲器が作動するか、そもそも捕獲器へ入ってくれるのか、様々な不安が頭をよぎります。
ドキドキ…
実際はどうだったか、体感ではダメだったかな?と思ってしまうくらい時間が経った時「カシャン」。
捕獲器が閉まる音が聞こえました!
その後、隊員さんの手で捕獲器を下ろしてもらい無事に保護となりました。
今回のケース、1人ではどうにもできないところを消防隊員の方々に助けていただき解決できました。
様々な事情がある中、現場へ来てご対応いただけたこと本当に感謝しております!!
取り急ぎ、動物病院へ連れて行き、診察をしてもらってから、ねこから目線。の事務所で保護することに。
数日後、最初に消防へ連絡をしたという方から里親になりたいとご連絡があり、やり取りの末譲渡となりました!
元気にスクスクと育ってくれますように。
「お釣りは猫に使ってね!」と言って下さった皆さま、ありがとうございました!!
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